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報道年月日 |
2022/01/07 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
秋川牧園 |
タイトル |
創業半世紀迎える秋川牧園 食の安全脈々と |
報道記録の内容 |
秋川牧園は今年、創業50年目を迎えた。本社に加え生産拠点も山口市内に置く唯一の株式上場企業で、鶏卵、鶏肉、加工食品、野菜などに品目を広げてきた。地域の農家と連携した飼料用のコメ作りが高く評価されるなど、独自の取り組みが注目されている。
創業者は秋川実会長だ。当時は水俣病などの公害が問題となり、食の安全に関心が高まり始めていた。健康で安全な食品を作りたいと、無投薬での鶏の飼育に挑んだ。1羽当たりの飼育面積を大きくして鶏のストレスを減らすことで成功した。
1980年代にかけて鶏肉の加工を始め、農薬と化学肥料を使わない野菜の栽培にも乗り出した。2000年には自社商品の宅配事業を本格的にスタートさせた。05年に次男の秋川正社長が2代目に就任し、09年に飼料用米の生産を始めた。
近年はチキンナゲットなど冷凍食品の事業が伸びている。販売先は首都圏にも広がり、新型コロナウイルスによる巣ごもり需要も業績を後押しする。21年3月期の連結売上高は過去最高の64億1700万円。22年3月期は67億7800万円を見込む。
県内の農家24個人・団体と連携して、鶏の餌にするコメを作っている。秋川牧園が鶏のふんを肥料として農家に無償で提供し、育ったコメを買うという循環システムをつくり上げた。この取り組みは2020年に農林水産省の「ディスカバー農山漁村の宝」の全国選定準グランプリに輝いた。
海外に頼りがちな飼料を国内で生産することで、輸入の環境に左右されず、安定して調達できるようにする狙いがある。
きっかけは、山形県で豚をコメで育てているという情報だった。09年に始めた当時は資料用米があまり知られていなかった。賛同した約10人の農家と共に試験的に栽培を始めた。国の助成制度もあり、提携する農家は少しずつ増えた。
多く収穫できる品種の開発や生産者同士の視察会にも取り組んでいる。21年は145ヘクタールで約千トンを収穫した。今後も増やしていく考えだ。
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