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報道年月日 |
2022/01/09 |
報道機関名 |
山口新聞 |
会員名 |
東洋紡 |
タイトル |
東洋紡 自家発電で脱石炭 岩国事業所など国内生産拠点 |
報道記録の内容 |
東洋紡は、岩国事業所の自家火力発電設備を更新し、燃料を石炭から液化天然ガス(LNG)などに切り替える。2023年10月に稼働予定で、温室効果ガスを従来排出量の約4割に当たる年間約8万トン分減らせるという。福井県敦賀市や愛知県犬山市の事業所でも順次更新を進め、国内生産拠点での石炭使用をゼロにする。
岩国事業所は使用電力の6~7割を自家発電で賄っている。新たな燃料はLNGに加え、古紙や廃プラスチックなどを原料にした固形燃料も使用する。設備投資額は約90億円で、大阪ガスの子会社と共同で実施する。
東洋紡は50年度までに自社の排出量を実質ゼロにする目標を掲げる。将来はアンモニアや水素を燃料の一部として使う「混焼」技術など次世代エネルギー技術も導入したい考えだ。
竹内郁夫社長は「(二酸化炭素排出量に応じて課金する)カーボンプライシングといった制度の導入をにらむと将来のコストは(相対的に)下がる」と狙いを語った。
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