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報道年月日 |
2022/01/19 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
脱炭素 |
タイトル |
脱炭素に挑む 瀬戸内3県CO2大量排出 鉄鋼や化学工場集積 |
報道記録の内容 |
資源エネルギー庁がまとめた最新の都道府県別エネルギー消費統計(暫定値)で、中国地方の瀬戸内3県は全国的に大量の二酸化炭素を排出していることが分かった。 CO2の排出量と連動する人口千人当たりのエネルギー消費量は山口が全国2位、岡山3位、広島7位。鉄鋼や化学などエネルギーを多く消費する産業が地域経済を支える一方、脱炭素社会への課題を示している。
エネ庁が先月まとめた2019年度の同統計のうち、最終エネルギー消費の総合計を19年10月1日時点の推計人口で割った。同庁によると、温室効果ガスのうちCO2の約9割は化石燃料などのエネルギーが起源。エネルギー消費量が大きいほどCO2排出量が多くなり、多くの自治体が脱炭素社会に向けた取り組みでエネルギー消費量の削減に努めている。
人口千人当たりの消費量は山口県265.1テラジュール(TJ、1テラは1兆)、岡山県261.8TJ、広島県189.6TJ。全国平均の11.4TJの2倍前後に上った。中国地方では鳥取県が103.5TJで23位、島根県が102.5TJで28位。1位は大分県の313.3TJだった。18年度は山口2位、岡山3位、広島5位とトップ5に3県が入っていた。
環境省によると、産業部門別でCO2排出量が最も多いのは鉄鋼業。鉄鉱石から酸素を取り除く工程などで大量のCO2が出る。化学工業や機械製造業、製紙業も多い。
山口県は周南市の周南コンビナートなど、全国有数の石油化学工業の集積地。電気や熱を賄うため石炭火力の自家発電所を持つ企業もある。岡山県は倉敷市の水島コンビナートに製鉄所や化学工場などが集まる。広島県は福山市や呉市に製鉄所があるほか、沿岸部に化学工場や製紙工場、機械関連工場などが立地する。
世界で脱炭素の動きが進む中、瀬戸内3県の企業も再生可能エネルギーの活用や省エネ技術の開発に乗り出している。ただ技術的な難しさや大きな費用負担を乗り越える必要があり、ハードルは高い。
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