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報道年月日 |
2022/02/11 |
報道機関名 |
読売新聞 |
会員名 |
山口大学 |
タイトル |
EVバッテリー再利用 県実験 国際会議で最優秀論文賞 |
報道記録の内容 |
電気自動車(EV)の中古バッテリーを家庭用蓄電池として再利用する県の実証実験が、インドネシア・バンドン工科大主催の国際会議で最優秀論文賞に選ばれた。世界的にEV市場が拡大するなか、中古バッテリーを家庭用蓄電池に転用できる有効性を導き出した研究結果が高く評価されたという。
県によると、2016年に山口大大学院の福代和宏教授を代表とする産学官のプロジェクトチームを発足。19年度まで美祢市の美祢青嶺高にある大気測定局などで、太陽光発電でつくった電気を中古バッテリーにため、家庭や事務所の電力を賄えるかどうかの実験を行った。
EVバッテリーは長期間使い続けると、容量が7~8割程度に落ち、交換が必要となる。ただ、廃棄処理には多額の費用がかかることから、チームは、より安価でできる家庭用蓄電池への再利用を模索。約4年にわたる実験で、実用性や省エネ効果を実証した。
昨夏の国際会議で受賞が決まり、今冬に賞状と盾が福代教授のもとに届いた。福代教授は「中古のバッテリーをごみにせず、地球温暖化防止の手段として利用できる。コロナ禍に伴うテレワークの浸透などで家庭の電力需要は高まっており、社会変化にも対応できるシステムだ」と強調する。
県は、今回の実証実験の結果をホームページなどで公表している。中古バッテリーを買い取って再販売する「リユース」産業の振興など、新たなビジネスのきっかけにつなげていきたいという。
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