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報道年月日 |
2022/02/16 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
脱炭素 |
タイトル |
バイオマス燃料 導入進む中国地方 出力5年で3倍 |
報道記録の内容 |
植物由来の燃料を燃やすバイオマス発電の出力が、中国地方で伸びている。資源エネルギー庁の公表データによると再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)に基づく出力は昨年9月末時点で57万5589キロワットと、5年前の3.2倍。脱炭素社会に向けて導入が進む一方、バイオマスの多くは輸入に頼っているため、輸送時の二酸化炭素(CO2)排出や、持続可能性に向けた議論もある。
中国地方の県別は山口が最も多く、30万4827キロワットと都道府県別で全国3位。広島は17万8193キロワットで7位だった。岡山4万961キロワット、鳥取2万6200キロワット、島根2万5409キロワットと続く。
山口は石炭火力発電所が多く、バイオマスを混ぜて燃やす事例も目立つ。周南市では出光興産が出力5万キロワットの発電所を建設中で、22年度中の稼働を予定。今月2日には、九州電力子会社の九電みらいエナジーなどが下関市に出力7万4980キロワットの下関バイオマス発電所を稼働した。
広島では昨年4月、広島ガスと中国電力が出資する海田バイオマスパワーが出力11万2千キロワットの営業運転を始めた。
国は再エネ資源の拡大に注力し、30年度の国内の全発電量のうちバイオマスを5%と19年度実績から倍増させる方針。バイオマスは植物の成長過程でCO2を吸収しているため、燃焼時に出るCO2を相殺できるとみなす。国産材を使えば、林業などの活性化や電気の地産地消にもつながる。
一方、バイオマスは輸入が中心で、燃焼時以外にも生産から輸送までにCO2が発生する。森林の大規模な伐採につながるという懸念もある。国は有識者会議を設置し、持続可能なバイオマス発電の在り方を議論している。
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