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報道記録
報道年月日 2007/08/10
報道機関名 山口新聞
会員名 日環特殊
タイトル ストップ・ザ・地球温暖化(10) 日環特殊
報道記録の内容 [山口新聞特集]ストップ・ザ・地球温暖化
やまぐちエコ市場の挑戦(No10 日環特殊)

 汚泥からエネルギー源 減容燃料化システム開発

 二酸化炭素など温室効果ガス排出の削減義務が来年1月からスタートするのを控え、バイオマス発電、エコ舗装、水素ロータリー車など地球温暖化防止につながる商品やシステムの開発、屋上緑化など企業内での省エネ・温暖化対策が活発化している。山口県が開設したリサイクル関連企業のウェブサイト「やまぐちエコ市場」に参加する企業を中心に、その取り組みを紹介する。

 山口大学との共同研究で、日環特殊(下関市)が、工場などから出る汚泥を燃料に転換する「汚泥減容燃料化システム」の開発に成功した。汚泥から炭化物、活性炭、メタンガスなどをエネルギー源として抽出する仕組みで、全国への販路拡大を本格化している。

 国内では毎年、680万トンの脱水汚泥が焼却、埋め立てなどで処分されており、減量化や資源化ができるシンプルなシステムの開発が求められていた。「高い費用で処理する必要はない」(同社)の発想から、2002年以降、蓄積した下水処理技術を生かしながら、汚泥をバイオマス(有価物)資源として回収するシステムの確立を目指した。

 汚泥の容積を小さくしながら、汚泥に含まれるエネルギーを逃さず、いかに水を効率良くとばすかが課題だった。高速回転ディスクで汚泥微生物の細胞膜を破壊、可溶化してタンパク質や炭水化物、脂肪、水などに微細化。600度の高温で乾留して作る炭化物は発電所や焼却場の助燃材に。ほかにも、活性炭はダイオキシンの除去剤に、メタンガスは発電などに、水素ガスは燃料電池に活用できる。

 2005年には業界初の汚泥減容車「フェニックス」が完成。25トントラックに汚泥を濃縮、脱水、乾燥して炭化物として処理できる機器をコンパクトに搭載した移動車で、取り付けを希望する事業者向けに実証試験できるのも強みだ。

 他社でも同様の技術は確立されているが、同社のシステムは資源化物を固体、液体、ガス体の中から選べるのが特徴。物理的に汚泥を破壊するシンプルな技術のため、設備、運転コスト面でも抜きんでているという。

 梅田洪日社長は「高い費用で汚泥を処理する必要はなくなった。品質を落とさずにローテク、ローコストの商品が要求されるなか、売れる商品の品質を保つのが大事」と自信をのぞかせる。1日に10トンの炭化処理能力を持つ設備を整えると5億円かかるが、他社に比べると半分ですむという。

 大豆かすを含んだ汚泥が大量に出るのに悩んでいた山口市の豆腐店に導入済み。汚泥が出やすい食品製造関係を中心に、設置を働き掛ける。自治体の下水処理場の汚泥処理にも有効で、2−3年内には全国で30−40カ所への普及を目指している。

【日環特殊の会社概要】
 1988年創業。ごみ焼却や下水道処理施設の設計・施工、維持管理など。バイオマスタウン構想を打ち出すなど環境事業に力を入れるほか、下関市内で岩盤浴施設も手がける。06年度の売上高は40億円。同市山の田東町7−1。
関連URL

(1)山口新聞HP(別ウィンドウ)

(2)日環特殊HP(別ウィンドウ)

 
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