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報道年月日 |
2022/03/02 |
報道機関名 |
山口新聞 |
会員名 |
山口大、山口県 |
タイトル |
国際会議で最優秀論文賞 山大院教授らEVバッテリー再活用で |
報道記録の内容 |
山口大学大学院の教授らでつくるプロジェクトチームが昨年8月、インドネシアで開かれた国際会議「ICMEM2021」で、最優秀論文賞を日本人で初めて受賞した。チームのメンバーが1日、県庁を訪れ、村岡嗣政知事に受賞を報告した。
発表者の山口大大学院技術経営研究科、福代和宏教授と共同執筆者の山口東京理科大工学部、貴島孝雄名誉教授、県職員2人が訪問。論文は2016年から福代教授らと県が共同で実施した電気自動車(EV)の中古バッテリーを再活用する方法を探る実証試験の成果をまとめた。
新型コロナウイルスの影響で巣ごもりによる家庭内電力の需要が増加している状況を踏まえ、EVの中古リチウムイオンバッテリーを太陽光発電と連携させ家庭で再利用。電力自給率が約1.7倍に上がり省エネ効果が高まる上、これまで溶融していた中古バッテリーの活用方法を示した。
実証試験は美祢青嶺高の大気測定局と県産業技術センターで現在も継続中。論文は16~19年のデータを活用し、現在まで中古バッテリーに劣化がないことなどをまとめ、現代的な課題を同時に解決している点などが評価された。
発表者の福代教授は「学術的に認められて非常に喜んでいる。6年続く長期プロジェクトは他になく、世界に誇れる。世界の都市、田舎で活用できるので実用的に広がることが夢」と喜んだ。村岡知事は「脱炭素化の流れなど今の社会が求める研究内容で素晴らしい視点。成果が広く活用されるよう願う」と祝った。
同会議は、アジア太平洋地域の新ビジネス創出などに関する研究者が一堂に会する。6回目となる今回はオンラインで開かれ、コロナかを見据えた新ビジネスをテーマに世界中から647の論文が提出された。
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