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報道記録
報道年月日 2010/12/14
報道機関名 朝日新聞
会員名 カワノ工業
タイトル 竹コンクリート魚礁
報道記録の内容  タケノコを掘ったり竹細工を作ったりと、重宝されてきた竹。輸入タケノコやプラスチック製品の台頭で放置された竹林は、田畑や里山に広がり、いま各地で問題になっている。その竹を害ではなく資源として使おうと生まれたのが「竹コンクリート魚礁」だ。柳井市のカワノ工業が開発した。

 約2?角の立方体で、竹約40本の上下をコンクリートで固めたもの。1基当たり約10万円(設置費は別)。昨年までに柳井市や周南市の沿岸に計約40基、今春には周防大島町沿岸に27基を沈めた。

 今月6日、周防大島町の大島商船高専で第2回竹魚礁プロジェクト協議会が開かれた。竹コンクリート魚礁の効果を調べ、より良い魚礁を開発するために大島商専高専やカワノ工業、漁協などが7月に作った産学官民の会だ。メンバーが9月に撮影した魚礁内部の映像に、参加者十数人は感嘆の声を上げた。数百匹ものメバルやカワハギが群れていたからだ。

 協議会が魚礁内の海水を採って岩国市立ミクロ生物館に調査を依頼したところ、珪藻類が1?に約7千細胞あった。通常の2倍以上という。珪藻類は「海の牧草」といわれ、これが多いと動物性プランクトンも、それを食べる魚も増える。ただ、これを「竹魚礁のおかげ」と結論付けるにはデータが足りないため、引き続き調査する。

 魚礁には竹林整備のNPOが伐採した竹を使い、その活動を支援する。「整備された竹林では良いタケノコが採れる。漁獲高が上がれば漁師さんも喜ぶし、自給率も上がる。一石何鳥にもなります」と河野通晴社長(68)は胸を張る。

 カワノ工業はこの魚礁を意匠登録。竹筒内部をモルタルと鉄筋で補強する技術は特許を取った。やはり放置竹林に悩む九州に技術を売り込み、11月には大分県のセメント業者に100万円で売った。来年度は柳井市が十数機の設置を検討している。公共工事が減る中で会社のヒット商品に成長しつつある。

 河野社長の目下の目標は、この魚礁で「絶対釣れる天然の釣り堀」をつくること。「魚嫌いな子も自分の釣った魚なら食べる。子どもの魚離れが止まるのが私の夢です」
関連URL

(1)カワノ工業HP(別ウィンドウ)

 
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