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報道記録
報道年月日 2007/08/23
報道機関名 山口新聞
会員名 エネルギア・エコ・マテリア
タイトル ストップ・ザ・地球温暖化(13) エネルギア・エコ・マテリア
報道記録の内容 [山口新聞特集]ストップ・ザ・地球温暖化
やまぐちエコ市場の挑戦
(No13 エネルギア・エコ・マテリア)

 気温下げる保水性路盤 石炭灰再利用Hiビーズで

 二酸化炭素など温室効果ガス排出の削減義務が来年1月からスタートするのを控え、バイオマス発電、エコ舗装、水素ロータリー車など地球温暖化防止につながる商品やシステムの開発、屋上緑化など企業内での省エネ・温暖化対策が活発化している。山口県が開設したリサイクル関連企業のウェブサイト「やまぐちエコ市場」に参加する企業を中心に、その取り組みを紹介する。

 強度や補修しやすさから、道路舗装に欠かせない素材とされるアスファルト。しかし、日光を吸収して高熱を放つことから、ヒートアイランド現象の一因とも指摘されている。改善に向けて注目を集めているのが、気化熱を利用して地表面の温度を下げる「保水性路盤」。県内では、エネルギア・エコ・マテリア(広島市)の開発したリサイクル製品「Hiビーズ」を使った保水性路盤の研究が進んでいる。

 「Hiビーズは、火力発電所で排出された石炭灰のリサイクル製品なんですよ」と開発に携わったエネルギア・エコ・マテリア企画営業担当課長の樋野和俊さん。

 中電の新小野田発電所(山陽小野田市)から出る石炭灰を活用しようと開発された、県認定のリサイクル製品。白っぽい灰色の球形の内部に細かなすき間が無数にあり、体積の約20%にあたる水を吸収できるという。当初は港湾の工事現場で海砂の代わりに使われていたが、用途を広めようと活用方法を模索していた。

 そこでアイデアを出したのが、日本道路中国支店山口営業所の秋野忠明さん。水をためる特徴に目を付け、雨水を通す透水性施工のアスファルトの下地に使って地表温度を下げる「保水性路盤」を提案した。話を聞いた樋野さんも「いけるんじゃないか」。4社共同で研究が始まった。

 実用化に向け、頭を悩ませたのがHiビーズの分量。舗装の強度と保水性能、ともに最大の効果を出さなければならない。実験を繰り返し、コンクリート片(RC)とHiビーズを半量づつ混ぜ合わせる配分にたどり着いた。

 04年12月からは本格的な実証実験もスタート。山口市吉敷の維新公園前の歩道や、防府市の木材会社駐車場に施工し、路面の温度を4日間にわたって最大で5度程度下げる能力を証明した。「自然に水を含み、じわじわと気温を下げていく」(秋野さん)のが最大の特徴。4日間という持続力がポイントという。

 さらに今年度は、県の事業として保水性路盤の実験も始まった。山口市秋穂二島の県セミナーパーク体育館横の駐車場では、梅雨明けを迎えた7月23日、Hiビーズを使った保水性路盤の工事が行われた。駐車場の約1000平方メートルを保水性路盤で施工し、残りは通常の舗装を実施。8、9月の2カ月間を通じて、温度変化を観察して保水性路盤の効果を検証する。

 保水性路盤という形で広がり始めたHiビーズの新たな可能性。樋野さんは「RCなど従来の素材と合わせて、地球温暖化防止のために使ってもらえるようになれば」と期待を込める。

【エネルギア・エコ・マテリアの会社概要】
 2003年4月設立。火力発電所の副産物である石炭灰・石こうを活用した商品を製造・販売する。石炭灰有効活用技術のコンサルティングや技術指導、新たな活用技術の開発なども進める。広島市中区国泰寺町1の3の22。
関連URL

(1)山口新聞HP(別ウィンドウ)

(2)エネルギア・エコ・マテリアHP(別ウィンドウ)

 
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