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報道記録
報道年月日 2011/04/14
報道機関名 山口新聞
会員名 (株)宇部衛生工業社、生活協同組合コープやまぐち
タイトル 廃食油回収ボックスを常設
報道記録の内容 家庭で使った天ぷら油など廃食油を回収するボックスが、宇部市恩田町のコープ宇部店に今月から常設された。同市妻崎開作の宇部衛生工業社が軽油に相当するディーゼル車の燃料BDF(バイオ・ディーゼル・フュエル)に精製し、再利用される。一般家庭の廃食油回収ボックスを設けたスーパーは県内初という。
常盤公園で昨年10月に開かれたエコフェアで、家庭の廃油回収を試験的に行ったところ、「天ぷら油の処分に困っていた」などニーズが高かったため、市が同店に協力を打診。連携して縦横約75?四方、高さ約1?の回収箱を店頭に設置することに。
宇部衛生工業社は約2年前から、市内の飲食店から廃食油を回収しBDFにリサイクル。排ガスからの黒煙の発生が軽油の3分の1に削減でき、硫黄酸化物もほとんど出ないことから、同市小野地区で運行している生活交通バスの燃料に使われている。毎月3千?ほどを回収し、約9割が燃料に再生できるという。
13日は久保田后子市長が同店を視察。エコ推進キャラクターのエコハちゃんも店頭に立ち、利用を呼び掛けた。
望月徹店長は、「天ぷら油を新聞紙に吸わせてためて捨てるのは大変だし、油を固める薬剤などを買うとお金が掛かるという声も。未使用で賞味期限切れの持ち込みも多い」などと説明。
久保田市長は「どんどん再利用が増えて、宇部市のバスのクリーンな燃料になれば。常盤公園内を毎日ごみ回収で走っているパッカー車などにも利用を広げられたら」と話した。
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