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報道記録
報道年月日 2012/01/05
報道機関名 読売新聞
会員名 ジオパワーシステム
タイトル 地中熱で空調システム
報道記録の内容 美祢のメーカー 一戸建て電気代50%以上減

「地中熱は、皆の足元に平等にある不滅のエネルギーです」
地中熱を利用した空調システム「ジオパワー」を開発した橋本東光さん(68)は力を込める。
昨年の原発事故などの影響で節電意識が高まる中、橋本さんが会長を務める美祢市の環境設備メーカー「ジオパワーシステム」には、個人や大手企業から商談話が殺到している。
アメリカ・カリフォルニア州の住宅展示施設でシステムを紹介することも決まり、今年は同社の海外進出元年となる。
ジオパワーが注目される理由は、節電効果の高さにある。エアコンの使用頻度が激減するため、一戸建て(2階建て約130平方㍍)なら、電気代を50%以上節約できるという。
システムを可能にしたのは、長さ5㍍、直径25㌢の二層構造のパイプだ。地中に埋め込んだパイプにファンで外気を送り込み、地下でUターンさせて床や壁から室内に送る。地下5㍍付近の温度は16度前後で一定しているので、夏は冷やされ、冬は温められた外気が室内に入ってくる。
床下には暖気や冷気を逃さない石を敷き詰める。地中のパイプの先に水をため、外気の花粉やほこりを約9割カットする。
設置費は約200万円だが、県内だけでなく、さいたま市や三重県でも補助金の対象となっている。

橋本さんは、長門市青海島の漁師の次男として生まれ、県立水産高を卒業。就職した海運会社で機関士として航行中の船のエンジン整備や機材の溶接などを担当した。
約30年前、海上で培った技術を生かして船の修理や板金加工を行う東光工業を設立。その後、住宅建築事業に参入した。
ジオパワー開発のきっかけは、美祢市の鍾乳洞「秋芳洞」だった。約17度とほぼ一定の洞内の温度から着想し、研究と試作を重ねて1998年に完成させた。
2001年に東光工業からジオパワーシステムを独立させ、2000社以上を訪ねて省エネ効果を説いた。当初、関心を示す企業は少なかったが、徐々に提携先を増やし、今は青森から沖縄まで全国にフランチャイズが約130店ある。
これまでに戸建て住宅1000件、大型施設100件以上に設置した。約180人の幼児が過ごす滋賀県高島市立静里なのはな園は05年に導入。冬場はほとんど暖房器具を使わず、新型インフルエンザが流行しても学級閉鎖になったことはないという。
「5㍍のパイプを通せるなら、世界中どこでも設置できる。ジオパワーが普及すれば、大量に電力を消費するエアコンの使用が抑えられ、原発がなくてもやっていける」。橋本会長が目指すのは、エネルギー改革だ。
関連URL

(1)ジオパワーシステム(別ウィンドウ)

(2)読売新聞(別ウィンドウ)

 
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