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報道年月日 |
2012/07/05 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
株式会社トクヤマ |
タイトル |
ヤシ殻、自家発電燃料に トクヤマ 来月から継続利用 |
報道記録の内容 |
化学品メーカーのトクヤマは山口県周南市にある工場の自家発電設備の燃料にパームヤシ殻を本格採用する。主燃料の石炭と混ぜて燃焼させる実証試験をしてきたが、今年度から年間を通じて継続利用する。発熱量が多く燃料としての使用が可能と判断。バイオマス燃料のため環境負荷低減につながる点も評価した。2013年3月期は輸入量を前期の2倍にする。
石炭と混ぜて使用
トクヤマの徳山製造所は10年3月期から、火力自家発電の主燃料の石炭にパームヤシの殻を混ぜて燃焼させる「混焼」の実証試験を続けてきた。まず900トンを輸入し石炭とヤシ殻を混焼。12年3月期は1万トンを輸入し、下半期の数ヶ月をかけて発電に利用してきた。
今期は早ければ8月にもヤシ殻を輸入し、継続的な混焼を始める。まとまった量を年間を通じて調達できることを考慮し、インドネシアやマレーシアから輸入する。輸入後、粉砕し、石炭に混ぜて燃やす。
ヤシ殻は同じ重量の石炭と比べると石炭の6~7割の発熱量があり、混焼用の燃料に使用できると判断。まず自家発電の主燃料にしている石炭の焼く1%を、ヤシ殻に置き換えたいと考えている。
トクヤマではヤシ殻はバイオマス燃料のため、ヤシ殻2万トンを燃料として使用した場合、約2万トンの二酸化炭素(CO2)排出削減につながると試算している。
現時点でヤシ殻の輸入価格は石炭と大きな差はないが、世界的な原子力発電の見直し議論が活発になる中、火力発電の燃料となる石炭価格は今後もまた高騰する可能性がある。トクヤマは中長期的な燃料調達のコストの抑制面からも、ヤシ殻の利用を定着させたいと考えている。
今後についてもトクヤマは「価格動向を見ながら、環境負荷低減に向け、積極的に取り組んでいきたい」(動力部)といい、ヤシ殻の利用拡大を模索する方針だ。
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