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報道記録
報道年月日 2007/09/21
報道機関名 朝日新聞
会員名 ジオパワーシステム
タイトル 地中熱使い冷暖房 職場環境改善にも一役
報道記録の内容 温暖化ガス削減へ熱き闘志
地中熱使い冷暖房 秋芳の企業、システム披露

「職場環境改善にも一役」

 地中熱を利用した冷暖房システムの説明会と同システムを国内で初めて導入した工場見学会が20日、防府市であった。

 秋芳町のジオパワーシステム社(橋本東光社長)が「温暖化ガス削減に効果」のキャッチフレーズで開発した。地中熱が年間15〜18度と安定している状態を利用し、地下にパイプを埋め込み夏は冷気を、冬は暖気を室内に送り込むしくみ。同社は、省エネ空調システムなどの工夫に関連して数多くの特許を持つ。

 工場見学会は、8月に導入した防府市新田の精密機械メーカー「山口機械」であった。地下5メートルに埋められた直径250ミリのパイプから22度の冷気が従業員に向けて噴き出される様子を約80人の参加者は興味深く見学した。

 山口機械の羽嶋等社長によると、夏場は例年10基のスポットクーラーを設置し、冷房費が7〜9月に計30万円かかっていた。導入後の1か月当たりの費用は1万6400円に節減されたという。30度を超す猛暑でも吹き出し口から常時22〜24度の風が送り込まれることから、羽嶋社長は「冷暖房のコスト削減だけでなく職場環境の改善にも役立つ」と話した。

 ジオパワーシステム社は01年4月設立。04年に地球温暖化防止に貢献したとして環境大臣表彰を受賞、06年は経産省提唱の「新日本様式百選」に選ばれた。

 同社は「電気代は通常のエアコン使用と比較して50〜80%カットでき、企業イメージの向上も期待できる」と説明している。
関連URL

(1)ジオパワーシステムHP(別ウィンドウ)

 
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