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報道年月日 |
2013/01/07 |
報道機関名 |
週刊 循環経済新聞 |
会員名 |
(株)トクヤマ |
タイトル |
ASRの受入を検討 容リプラの使用量も拡大へ |
報道記録の内容 |
トクヤマは、自動車シュレッダーダスト(ASR)の受入について検討に入った。容器包装リサイクルに伴って発生したプラスチック残渣の使用量も拡大する。近年、他業種での廃プラのリサイクルが進められた影響などで、廃プラの集荷が難しくなっているため、扱う燃料系廃棄物の幅を広げ、受入増を狙う。
同社では、業界に先駆けて廃プラの燃料化を推進、工場系プラを中心に使用してきた。南陽工場(山口県周南市)では、7台の破砕機と3系列の燃焼設備を備え、年間10万トンを超える廃プラの破砕、燃焼能力を持つ。破砕した廃プラは、窯前のメインバーナー側から吹き込み、保有する熱量のほぼすべてを有効利用している。
同工場では、11年度までに塩素を多く含む廃プラや有機性汚泥に対応するため、脱塩設備を増強した。塩素バイパスの処理能力を高めてセメント焼成キルン内の廃ガスの抽気率を引き上げると共に塩素バイパスで捕集したダストを水洗脱塩する設備を整備してきた。今回のASRの受入検討と容リプラの使用拡大にあたり、13年度をめどにさらなる抽気率の引き上げを計画している。現状、廃プラは年間約5万トン強使用しているが、ASRと容リの受け入れで1万トンのアップを目指す。
同工場で11年度に生産したセメントは376万1000トンだった。廃棄物・副産物の使用量合計は168万トンとなった。このうち、原料代替が161万トン、燃料代替が7万トンだった。セメント製造1トンあたり使用した廃棄物・副産物量は446キログラムとなっている。
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