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やまぐちエコ市場事務局
山口県環境生活部廃棄物・リサイクル対策課
〒753-8501
山口県山口市滝町1番1号
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報道記録
報道年月日 2007/09/25
報道機関名 宇部日報
会員名 やまぐちエコ市場
タイトル ”環境情報”が満載 マッチングで製品化も
報道記録の内容 環境首都への道
第5章 企業の取組(6)

やまぐちエコ市場
”環境情報”が満載マッチングで製品化も

 2006年5月、民間を主体とする全国初のリサイクル・エコ総合市場をうたい文句に発足したのが「やまぐちエコ市場」。新しいエコ関連ビジネスを生み出す場として注目を集めている。

 企業が持つリサイクル関連の技術や人材などを活用し、情報交換によるマッチングを図り、事業化を目指すのが目的。新たなビジネスチャンスの創出、地域経済の活性化はもちろん、その向こうには循環型社会の構築やストップ地球温暖化が見えてくる。8月末現在、358社(うち県外は58社)が会員に名を連ねている。

 最大の情報交換の場が、同市場のウェブサイト。目に飛び込んでくるのが「売ります・買います・資源提供・資源受け入れ・融資情報」コーナーだ。

 売りますコーナーに掲載された「竹チップ」の項目をクリックすると「利用困難とされてきた竹を破砕処理し自然環境に還元。歩道、公園、駐車場の舗装材、マルチング材、高質腐葉土など多目的に利用が可能」との製品説明。具体的な単価、連絡先のほか、周南市にあるこの廃棄物中間処理会社の概要や、サイトにアクセスした件数までが表示される。

 幹事を務める宇部テクノエンジの殿河内誠取締役執行役員環境システム部長は「例えば当社がリサイクル製品を開発、販売しようとしたら、廃棄物の発生から実際に製品となって使われるまでカバーすることが必要。モノの流れをトータルで考えるには、その関連する企業のネットワークは大変役に立つ」とエコ市場の存在意義を話す。

 多くの企業が自前のホームページを持つが、環境をキーワードに集約されたサイトはPR効果が高い。年会費1万円の会員専用ページでは、さらに詳細な情報や事業化への情報交換の機会が用意されている。昨年12月以来のアクセス件数は、会員が3万5千件、一般は15万6千件にも及ぶ。

 製品化に動き出した事業も現れた。地中熱を利用した省エネ型換気システム、汚泥のバイオマスエネルギー転換などだ。日立建設(田上實社長、宇部市妻崎開作)は現在、廃ガラスを再利用した蓄光材入りの路盤材を宇部高専と共同開発している。

 土木建築業の同社はこれまでも、廃棄されるアスファルトやコンクリート、ガラスを路盤材、骨材として製品化した。蓄光材入り路盤材もその1つだが、ガラスに蓄光材を溶着させる過程がうまくいかなかったのを、エコ市場で知り合った宇部高専の助言で改善し、大量生産のめどが立った。

 とかく中小企業には敷居が高いとされる大学などの研究機関との連携を、エコ市場はスムーズに取り持つ。田上社長は「サイトを見ての問い合わせは多い。農業、防災と合わせ環境は、新規事業のキーワード」と話す。

 こうした事業化に限らず、廃棄物を出す側、受け入れたい側の情報交換だけでも成果を上げつつあるエコ市場。ウェブ構築部会の松永隆昌部会長は「仲介を通して手数料をもらうなど、エコ市場そのものもエコビジネスになる可能性を秘めている」と手応えを話す。

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