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報道記録
報道年月日 2013/07/29
報道機関名 循環経済新聞
会員名 ㈱アースクリエイティブ
タイトル 廃食用油回収拠点を4カ所増設
報道記録の内容 廃棄物処理業などを行うアースクリエイティブ(山口県宇部市、栗原和実社長、☎0836・41・0377)は、BDF(バイオディーゼル燃料)事業で、家庭から出る廃食用油の回収拠点を4カ所増設して事業悪化を図る。山口アポロ石油(同市)との連携で実現したもので、同社のガソリンスタンド3カ所と介護施設に新拠点を置いた。
BDF事業は、もともと福祉施設が小規模で運営していたものを引き継ぐ形で2009年4月に開始させた。中小事業所での廃食用油リサイクルが不十分であることに着目し、飲食店やホテル等からの回収を推進。さらに11年には、行政主導のもと生活協同組合コープやまぐちコープ宇部店の店頭に回収ボックスを設置して、家庭からの廃食用油回収のも着手した。
現在、1カ月当たり約5000㍑の廃食用油を回収しており、うち家庭系は300㍑ほどにとどまる。今回さらに利便性を高めて家庭からの回収量を増やすため、山口アポロ石油の宇部西営業所・八幡宮前営業所・佐山営業所・介護事業部「ドリームライフ アポロ」に新拠点を設置。回収拠点は、既存の1カ所と合わせ全5カ所となった。
回収した廃食用油を原料とするBDFの精製量は1カ月当たり約4500㍑。これらは軽油の代替燃料として、市営コミュニティバスや常盤公園内のごみ回収車に供給するとともに、自社の車両や発電機、フォークリフトなどにも活用している。また、販売も行い、最近ではCSR活動の一環としてCO²削減を目指す企業からのニーズが高いという。
中島浩取締役は、「まずは認知度を高めることが目標。廃食用油の回収箇所をさらに増やすと同時に、BDFは市営バス燃料として利用を拡大させ、市民の皆さんに見える形で循環利用をアピールしていきたい」と話している。
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