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報道年月日 |
2013/10/07 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
宇部興産㈱ |
タイトル |
電池素材 生産能力4倍 宇部興産、HV向け成長 |
報道記録の内容 |
宇部興産はリチウムイオン電池の主力部材である電解液素材を増産する。電解液は同社が2割超の世界シェアを握っている。2015年4月をメドにタイに新工場を稼動させ生産能力を4倍にする。現在は山口県宇部市の工場で年1万㌧の生産体制だが、タイでの生産開始で同4万㌧に増える計画だ。投資額は約20億円。宇部興産は高機能素材を成長戦略の柱に位置づけており、電解液でシェア拡大を狙う。
電解液はリチウムイオン電池内で電極の間で電気を運ぶために使われる。宇部興産は現在、宇部市の工場で素材を作ったあと、堺市に工場で電解液として製品化し、販売している。
同社はタイで電解液素材「高純度炭酸ジメチル」などの生産設備を作る。同社はこのほど生産量の調節が従来より効率的にできる製法を完成させており、タイ工場での量産で実用化する。
調査会社富士経済によると、リチウムイオン電池の世界市場は17年に12年比5割増の1兆7千億円に拡大する見通し。
自動車向けリチウムイオン電池は電気自動車(EV)向けが予想ほど増えていない。宇部興産の竹下道夫社長は「ハイブリット車(HV)向けなどが主体になり市場の成長は続く。14~15年ごろから需要が大きく伸びる」とみて増産投資に踏み切ることにした。
【リチウムイオン電池部材】
正極材、負極材、セパレーター、電解液が主要4部材とされる。リチウムイオンが負極材から電解液、セパレーターを通じて正極材に移動することで電気が流れる。充電するときは逆向きにイオンが動く。4部材を合わせた世界シェアは日本勢が5割弱とされる。電解液は宇部興産と三菱化学が世界の2強。宇部興産はセパレーターでも世界大手。
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