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報道年月日 |
2014/01/14 |
報道機関名 |
循環経済新聞 |
会員名 |
宇部興産㈱ |
タイトル |
熱エネ代替えの多様化と拡大へ 新設備で代替率30%達成へ |
報道記録の内容 |
宇部興産は18年度までに熱エネルギー代替率30%達成を目指し、熱エネルギー代替となる廃棄物の多様化と各廃棄物の使用量拡大を図っている。昨年1月、伊佐工場(山口県美祢市)に新設した下水汚泥乾燥化設備の運転を開始し、3月には宇部工場(山口県宇部市)に臭気のある汚泥を密封状態で投入する設備を導入した。伊佐工場に設置している廃プラスチックの破砕設備は14年度までにリプレースを完了する。
伊佐工場の下水汚泥乾燥化設備は、セメント焼成キルンの廃熱を用いて下水汚泥の含水率を低減させるためのもの。下水汚泥をそのまま投入する場合よりも燃費の改善になるだけでなく、セメントの需要が高まる中で生産量を維持できる。年間の処理能力は5万㌧で、現在フル稼働している。
宇部工場の汚泥密閉投入設備はカロリーがある一方で、臭気がある汚泥を利用するために設備した。年間3万㌧の能力を備え、中間処理工場でカロリーや性状、成分などを調整したものを受けている。
伊佐工場の破砕設備は、廃プラを粗く砕く一次破砕設備と粗破砕後のものを細かくする二次破砕設備を入れ替える。まず13年度に一次破砕設備を更新した。14年度に二次破砕設備も更新する。二次破砕設備の入れ替えも終われば、年間の破砕能力は2万5000㌧増え、7万㌧となる。これまでの設備では破砕が難しかったものにも対応できるようになるという。
苅田工場(福岡県苅田町)では、11年度に廃プラを脱塩し、微粉炭状にする設備を業界で初めて設置した。ASRやその他のシュレッダーダストの処理を目的とした導入で、09年に自動車メーカーからASRの引取場所の指定を受けている。
同装置での処理能力は年間3万㌧。操業も安定化し、14年度にはフル稼働近い態勢に移行できる見通しから、ASR、その他のシュレッダーダストのいずれも引取量をさらに増加させたいとしている。
同社が3工場で12年度に生産したセメントは前年度から2%増の772万㌧だった。廃棄物・副産物の使用量合計は同比3%増の333万㌧となった。このうち、原料代替廃棄物が1%増の224万㌧、燃料代替廃棄物が11%増の20万㌧、高炉スラグや副産石膏といった副産物が89万㌧だった。熱エネルギー代替率は12%、セメント製造は1㌧当たり使用した廃棄物・副産物量は431㌔㌘となった。 |
関連URL |
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