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報道年月日 |
2014/03/17 |
報道機関名 |
循環経済新聞 |
会員名 |
㈱アースクリエイティブ |
タイトル |
エコフィールドは品質・安全重視 次は地域ブランド畜産物確立へ |
報道記録の内容 |
アースクリエイティブは、山口県宇部市に日量24.1㌧の処理能力を持つ食品リサイクルセンター(きららエコフィード)を保有し、飼料化事業を展開している。現在、県内のスーパー・コンビニから賞味期限切れ商品、学校・レストラン・食品工場等から食品残さを計日量10㌧ほど受け入れ、「きららミール」を製造。畜産農家に出荷して高い評価を受けている。同社の事業概要について中島浩常務取締役に話を聞いた。
―まず、食品リサイクル事業への参入理由を教えてください。
中島 当社はもともと、浄化槽の維持管理清掃業を中心として浄化槽の付帯工事、一般廃棄物・産業廃棄物の収集運搬を手掛けていました。しかし2000年に入る頃には、主力事業の浄化槽は減少傾向にあり、新規事業を模索しなければならない時期に来ていました。このような中、01年に食品リサイクル法が施行され、われわれは食品の廃棄に着目。04年から調査・実証事業をスタートさせました。
当時は食リへの認知も低く、技術的にも壁の高い事業ではありましたが、「環境共生リサイクル企業へと変わらなければ」という想い、「資源化できるものは資源化する」という“もったいない精神”から新事業への参入を決めたのです。
―御社事業の特徴・ポイントは?
中島 高品質と安心安全の確保です。飼料化に当たっては、原料の栄養成分を壊さずに製造できる減圧乾燥方式を採用。さらに製品成分の調整を行う仕上げ行程を組み込むことで、高品質な飼料製造を実現しました。特に同事業は食品循環の環に入るわけですから、金属検出や異物検出、製品をロットごとに分析するなど、安全性を確保する製造フローにはこだわっていますね。
加えて、食リの調査・実証事業をスタートさせて以来、山口県畜産試験場と協働で飼育実験を行い、安全性はもとより、肥育効果や高品質化といった各種試験を現在にいたるまで積み重ねています。
また、廃食油のリサイクル事業も手掛けています。この事業では、製造したバイオディーゼル燃料(BDF)を提供するだけでなく、自社でも食リ回収車やリフト等に使用し、リサイクル事業に関わるCO2発生量を減らす活動につなげています。
―食リ事業を展開するうえで課題に感じられることはありますか。
中島 地方では、食リの周知がまだまだ徹底されておらず排出企業の意識が低い点、一廃については市町村の焼却手数料が都市部に比べて安く、リサイクルへの移行に弊害が出ている点です。山口県では県が独自プロジェクトにて食リ推進を図ってはおられますが、規制がないためか進捗は鈍い状況です。
―最後に、今後の目標を教えてください。
中島 当社のエコフィードは、豚・鳥用の飼料として販売していますが、地域循環のブランド畜産物が確立できていません。県内の畜産は年々縮小している状態ですが、卵のリサイクルループ構築など、排出業者・畜産業者と連携しながら地産地消・地消地産の取り組みを行い、ぜひ地域ブランド商品を確立させたいですね。
また、昨年は竹の飼料利用や、一般家庭の生ごみを飼料化する実証事業を行いましたが、これらを含め、地域の環境・循環に寄与する事業を今後も継続的に検討していきます。 |
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