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報道記録
報道年月日 2007/10/17
報道機関名 読売新聞
会員名 海水化学工業
タイトル 仕事人2007 芝による屋上断熱開発 海水化学工業社長
報道記録の内容  地球温暖化に対する危機感が高まる中、海水化学工業は、ヒートアイランド現象や省エネ対策を目的とした「芝」による屋上断熱緑化システムを開発した。夏季には建物の最上階での体感温度が5度以上下がり、光熱費は2割程度削減できるという。社長の常森さんに、システムの特徴や研究開発の背景などについて聞いた。(松枝研介)

−屋上断熱緑化システムの仕組みについて教えてください。

 植物の根が屋根の部分に張るのを防いで断熱する特殊なボードを建物の屋上に敷き、その上にヤシの繊維でできたボード状の土を置いて芝を張ります。芝は「蒸散型」の植物。夏場の屋上は温度が60〜65度近くまで上昇しますが、芝は36〜38度より高くなると枯れてしまう特性があり、水分を蒸散させて温度を下げようとします。その「気化熱」が屋上の熱を奪い、室内の温度が下がります。

 芝は単に屋上を緑化するだけでなく、とても効率のいい省エネ装置として機能します。このシステムは県セミナーパークなどでも導入されています。

−環境事業に取り組み始めたきっかけは。

 1987年に父の後を継いで社長に就任した時、経営者として四半世紀先の世代に何か発展の可能性があるものを残せないかと考えました。当時、国際社会では地球環境に警鐘を鳴らす研究が行われていましたが、日本はまだ公害問題が議論されていた時代。未来のために今やらなければならないことを考えた結果、将来、環境問題がビジネスとして成立するのではないかと思いました。

 人の生活の質を向上させるには、水、緑、エネルギーの3つが欠かせない。そこで、手段としてのバイオ産業の可能性に注目したのです。

−なぜ芝に着目したのですか。

 社長就任当初、新分野雑誌で情報を収集する傍ら、環境とバイオに関連する商品を仕入れて販売していました。その中で、芝には、寒さに強い芝、暑さに強い芝など性質の異なる品種があることを知りました。芝に関する業界は、より高品質なものを求めて研究が進む”緑に対するこだわり”が強い業界だと感心しました。技術革新の余地もあり、「もしかしたらいいものができるかもしれない」と思い、芝の品種開発に挑戦することにしました。

−今後の展望を教えてください。

 芝の基礎技術を確立するのに4年、開発してから品質確認、評価、実用化するまでに10年近くかかりましたが、今は業界で質的なトップに立った自負があります。これからは営業面に力を入れ、量的な拡大を図り、収益を再投資に回したい。そして、地球環境をテーマに、芝以外の植物の研究開発や砂漠緑化など新分野にも挑んでいきたいと思っています。
関連URL

(1)海水化学工業HP(別ウィンドウ)

 
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