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報道年月日 |
2014/05/17 |
報道機関名 |
山口新聞 |
会員名 |
中国特殊㈱ |
タイトル |
ダチョウ卵、ハウスダストに効果 抗体スプレー、月内販売へ |
報道記録の内容 |
廃棄物処理事業などを展開する周南市久米の中特グループの中核会社「中特ホールディングス」(橋本ふくみ社長)は京都府立大学と共同研究し、ダチョウの卵から精製した抗体でハウスダスト対策商品を作った。ダチョウ抗体スプレー「アレプロテクト」(1980円、200㍉㍑)で、今月中にも一部のドラッグストアで販売が始まる。
同社は2012年7月、下松市東海岸通りの下松リサイクル工場で、スーパーや飲食店などから出る野菜くずなどを活用したダチョウ(雌5羽、雄2羽)の飼育を始めた。卵は菓子製造店に依頼して、ケーキなどに加工していた。
年間に140個もの卵を産むため、さらなる用途を探していたところ、ダチョウの卵から抽出した抗体を研究していた京都府立大の塚本康浩教授と出会い、昨年4月から共同研究が始まった。
ダチョウの雌にハウスダスト抗原を接種すると、約2週間で体内に抗体が作られるようになる。雌は抗体が血液から卵に濃縮移行されるため、産まれた卵にはハウスダストへの抗体が多く存在する。黄身から抗体を精製する技術は、塚本教授が社長を務める同大発のベンチャー企業の特許になっている。
同大の足立和英特任助教によると、アレルギー症状のある人に抗体を付けて観察したところ、ハウスダストとダニのアレルギー反応が高率に抑制される結果が出たという。ダチョウの卵1個は1.5~2㌔、鶏卵25~30個分に相当。1個の卵から100本程度のスプレーが製造できるという。
橋本社長は「多くの方の悩みを軽減できる素晴らしい商品ができたと思っている。ダチョウの抗体スプレーを通じて、食品リサイクルにも興味を持っていただければ」。今後は、抗体を活用したマスクや空気清浄機などの商品化も検討しているという。 |
関連URL |
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