|
 |
|
売ります・買います・ 提供・受入・融資します情報 | イベント情報 | 環境法令情報等 | 掲示板 | 会員限定情報 |
 |
 |
 |
 |
 |
報道年月日 |
2014/05/25 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
山口大学、日本果実工業㈱ |
タイトル |
夏ミカン香る鶏研究へ 山口県と山口大農学部 廃棄物の皮 餌に活用 |
報道記録の内容 |
山口県と山口大農学部(山口市)は、県花の夏ミカンの皮を鶏の餌に使い、肉や卵の香り付けなどに生かす研究を近く始める。かんきつの風味を生かした鶏のブランド化を進めながら、産業廃棄物として処分されている皮の有効利用につなげるのが狙いだ。
県産の肉用鶏と採卵鶏に皮の乾燥粉末を一定量加えた配合飼料を食べさせて、風味や肉質を変える試み。鶏肉の臭いが気になって食べられない人にも受け入れられるとみる。
県農林総合技術センター畜産技術部(美祢市)の鶏舎に各10羽程度用意。7月から肉用鶏に4週間、採卵鶏に1~2週間食べさせ、夏ミカンに含まれる香り成分のリモネンとビタミンEの移行量を調べ、本年度に配合割合などをまとめる。
県内では、山口市の椹野川漁協が温州ミカンの皮の成分を混ぜた配合飼料を食べさせたアユを「柑味(かんみ)鮎(あゆ)」と名付け、3年前から販売。ブランド鮎として定着している。実験には、この鮎を共同開発した同大農学部の赤壁善彦教授が協力する。
県内の夏ミカンの生産量は年間1360㌧(2006年産)で全国8位。一部はジュースや缶詰など加工用に回り、皮は多くが産廃として処分されている。
缶詰製造で出る皮を実験に提供する日本果実工業久賀工場(山口県周防大島町)の安野敏之工場長(46)は「1日に捨てる皮は3~4㌧。研究が成功すれば廃棄物削減につながる」と期待。同センターの岡崎亮専門研究員(53)は「ブランド化による養鶏業界の活性化と資源の再利用につなげたい」としている。
|
関連URL |
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
 |
 |
 |
|
|
 |
|