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報道年月日 |
2014/06/25 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
山口大学 |
タイトル |
山口大 「世界を股に」先達が発破 人材育成講座で自らの経験語る |
報道記録の内容 |
山口大学がグローバル人材を育成しようと、産業界などで活躍する経済人を招いた講座や講演会を積極的に開いている。特に経済学部は前身の山口高等商業学校時代から数多くの有力経済人を輩出した歴史があり、同窓会組織も支援に乗り出している。
5月14日の昼すぎ、山口大吉田キャンパス(山口市)の1番教室に続々と学生が入っていった。日立金属ヨーロッパ社の秋友一広社長を招いて同大学が開いた特別講演会「君たちも国際ビジネス社員になれる」に出席するためだ。
同大学は文化12年(1815年)設立の「山口講堂」が発祥。来年の2015年を「創基200周年」と位置付けており特別講演会は記念行事として開催した。
400人収容できる教室は満員。立ち見も出るほどで、会場は熱気に包まれた。秋友社長はグローバルビジネスの実情を紹介。その上で海外に出て行くことは学生が思うほど大きな壁があるわけではないと語り、世界に飛び出してみてはどうかと呼び掛けた。
―同窓会が費用―
山口大はこのように現実の経済、社会を知る経済人らを招いた講演会や講座の開催に力を入れている。経済のグローバル化に対応するとともに、若者の減少が見込まれる中で、大学の魅力を高めていくためだ。
産業界に人材を輩出する経済学部は、学部の同窓会組織「鳳陽(ほうよう)会」と連携し、同窓会の寄付講座を4月から7月まで15回開く。テーマは「日本の進むべき方向と世界へ羽ばたく人材の育成」で各界で活躍した経験を持つ卒業生が講義をする。
費用の大半は同窓会が負担する。学生はすべて出席してリポートを出すと2単位になる。
講師が勤務していたり、かつて勤務していた企業は富士通、パナソニック、大和ハウス工業、中国電力、日本格付研究所など多彩だ。海外経験のある卒業生は家族を連れていく際の問題点を語るなど、赴任に伴う生活の話も盛り込んだ。
学生からは「こんなに各方面で活躍している人がいるのか」といった声が上がったという。
経済学部は全国有数の歴史を持つ前身の山口高商時代から、日本の企業をけん引する人材を輩出してきた。
鳳陽会によると出身者がかつての住友信託銀行の社長や埼玉銀行の頭取を務めたこともあり同会の会員は約1万8000人に上る。
―就活でも助言―
「かつての栄光を取り戻したいという同窓生の声もある」と語るのは鳳陽会の山本文雄事務局長だ。講座のほかOBが就職のアドバイスをするなど支援を強める。
山口県はグローバルに事業展開する企業が大都市に比べて少なく、それだけに学生がグローバルビジネスをイメージしにくい面がある。この溝を埋めていくために大学や同窓会の一層の取り組みが重要になる。
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