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報道記録
報道年月日 2014/07/02
報道機関名 環境新聞
会員名 ㈱ジオパワーシステム
タイトル 再エネ熱利用社会への道標 日本発の技術、米国へ ジオパワーシステム 自然に寄り添う和の技術
報道記録の内容 日本発の地中熱技術が米国へ――。ジオパワーシステム(山口県美祢市)が開発した地中熱利用24時間換気システムが昨年5月に米国内で初導入されて以降、米国内での施工代理店契約が締結されるなど米国での本格的な展開へ準備が進んでいる。地中熱ヒートポンプ(GSHP)システムの導入大国で注目を集めている同社のシステムを取材した。

【3年内に米国内10社と契約目標に】
 昨年5月に米国で初めて導入された日本発の地中熱利用24時間換気システム「ジオパワーシステム」は、ヒートポンプを使わずに大地の熱を活用するパッシブ空調システム。地下約5㍍の深度までジオパイプを挿入。夏は、暑くて湿った空気をジオパイプに送り込み、地中熱で冷やし、床下から吹き出す。天井裏に集まった室内の熱気は自動的に排出。外気導入部分の温度センサーが設定温度以下になると、積極的に夜間冷気を取り入れる。冬は、冷たい空気をジオパイプに送り込み、地中熱で温め、床下から吹出す。照明や家電製品など、室内の発生熱も有効利用、天井裏に集められた暖気は、再びジオパイプへと送られ利用されるほか、ソーラーブレスを利用し、太陽熱を積極的に取り込むことも可能になっている。
 米国でこのシステムを導入したのは、カリフォルニア州エスコンディード市の福祉型賃貸住宅「アボガドコートコミュニティーセンター」。GSHPシステム導入量では世界最大の米国だが、HPを使わない自然な感じの風が、「健康嗜好の高い方々の関心を集めたのだと思います」と同社の橋本真成社長は語る。ジオパイプは2重構造に外気を効率よく取り込むだけでなく、取り込んだ空気中に含まれる花粉やチリなどを80%以上、除去できる効果も検証されている。同州の建設会社と初の代理店契約も締結。ほかにも関心を寄せている企業は複数社あり、「3年以内に10社と代理店契約するのが目標です」と橋本社長は米国進出に手ごたえを感じている。
 同システムを導入した「アボガドコートコミュニティーセンター」では昨夏、エネルギー使用量を6割削減した結果が出ている。自然に寄り添う日本の技術が米国でも注目を集めている。

【国内では1600件以上の実績…産業用も視野】
 国内では03年にTYS山口ハウジングプラザ「サエラ」にモデルハウスを建設。05年には愛知万博瀬戸日本館に導入されるなどし、全国の建設会社や工務店など120社の施工会員の下、これまでに1600件以上の施工実績を挙げている。
 橋本氏は「全てをこのシステムで賄うのではなく、自然エネルギーをベースにし、足りない分をほかのシステムで補うことで全体の省エネ化につながります」と語る。
 これまでの施工実績の約9割が戸建て住宅だが、「今後は産業用にも広めていきたい」と述べ、データセンターなど積極的な冷却が必要な施設での使用も視野に、新型のパイプの開発にも着手しており、今後ますます同システムの行方が注目されそうだ。
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