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報道記録
報道年月日 2014/07/07
報道機関名 循環経済新聞
会員名 共英製鋼㈱山口事業所
タイトル 2013年度基金を贈呈 メスキュード医療安全基金 電炉で医廃も鉄源に
報道記録の内容 共英製鋼グループ(大阪市)が医療現場での安全対策推進を目的に設立した「メスキュード医療安全基金」(永田紘文理事長)は6月25日、大阪市役所で2013年度基金の贈呈式を開催、同基金の高島浩司副理事長が大阪市の村上龍一副市長に目録を手渡した。基金は、同グループと代理店の医廃処理費から一定額を積み立て、関係団体や事業を支援するもので、大阪市への寄付は9回目。今年は大阪市立弘済院が寄付先となる。
 同社は鉄スクラップから棒綱などを製造する電炉メーカー。国内の金属スクラップを電炉で処理し、スラグは破砕・選別して貴金属を回収。残さも路盤材として販売する。1988年からは高圧電流で約4000度Cにも達する電炉のアーク熱を利用し、注射器などの医廃を処理する「メスキュード事業」を開始。現在ではガス化溶融炉での処理も合わせ、年間6万㌧の産廃を処理している。
 同基金は医廃の適正処理だけでなく、医療活動とその発展に貢献すべく02年に設立。特に医療現場の安全対策を目的に、厚生労働省や大阪府市関連の団体へと贈呈する。現在は拠点のある山口、大阪以外の地域でも寄付活動を進めているという。
 式典で二川弘済院長は「ご提供いただき、ありがたく感じている。大切に活用したい」と感謝を述べた。高嶋副理事長は「医療活動への貢献という、基金の目的をご理解いただけて嬉しい。今後も引き続き、少しでも貢献できるよう頑張りたい」と応じた。
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