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| 報道年月日 |
2014/08/20 |
| 報道機関名 |
中国新聞 |
| 会員名 |
㈱トクヤマ徳山製造所 |
| タイトル |
“工場見学”１１０㍍の鉄筒 体包む熱気 トクヤマ徳山製造所（周南市） |
| 報道記録の内容 |
直径３．５㍍。長さ１１０㍍の赤茶けた鉄の筒がゆっくりと回転する。石灰石や汚泥などを混ぜた粉末を１４５０度に加熱してセメントをつくる「ロータリーキルン」と呼ばれる装置。ゴーという大きな音が耳をつんざき、鉄越しに届く熱気が身を包む。
国内に３０カ所あるセメント工場のうち、２番目となる年約４７０万㌧の生産能力を持つトクヤマ徳山製造所（周南市）。見学では細い配管を迷路のように張り巡らせた１９１万平方㍍の敷地をバスで回り、下車もする。三笠博司副所長兼工場管理部長（５２）は「プラントの大きさや稼働時の音、熱さなどを通じて、重厚長大型産業を体感してもらう機会」と位置付ける。
車窓からは、出力５５万２千㌔㍗の自家発電設備や高さ２００㍍の煙突も目に飛び込む。林立するプラント郡から聞こえるブーンという低い稼働音、点検で行き交う従業員の姿などから、現場の活気が伝わる。
全従業員の８割に当たる約１６００人が勤め、漂白剤や建材、半導体など幅広い製品の素材を製造する。取引先や市内、県内の住民を中心に年約４千人が見学。地元地域と交流を深める手段として重視している。
〈メモ〉周南市御影町。４５人を上限にした団体を、平日午前９時～午後５時に受け入れる。取引先や地元の団体を優先する。案内は製造所内の各部署から選ばれたプレゼンテーションチームが担う。無料。総務グループ０８３４（３４）２０００。
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| 関連URL |
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