|
 |
|
売ります・買います・ 提供・受入・融資します情報 | イベント情報 | 環境法令情報等 | 掲示板 | 会員限定情報 |
 |
 |
 |
 |
 |
報道年月日 |
2014/10/21 |
報道機関名 |
毎日新聞 |
会員名 |
田中金属㈱ |
タイトル |
草食動物のフンから堆肥 リサイクルの輪広がる 美祢・秋吉台サファリランド 周南市徳山動物園もプラント |
報道記録の内容 |
美祢市の秋吉台サファリランドで、飼育している草食動物のフンから作った堆肥「ゾウさんの恵み」が人気を呼んでいる。県内では周南市立徳山動物園も、今年度中にゾウのフンを堆肥化する設備を建設予定で、リサイクルの輪が広がっている。
「ゾウさんの恵み」は1袋3㍑入り(約1.5㌔)で350円。家庭菜園やプランターに使いやすいサイズで、主に来園者が知人や家族へのお土産として買っていくという。
サファリランドによると、園内ではゾウやシマウマなど草食動物を約400頭飼っており、1日に排出されるフンは約500㌔。職員がショベルカーでかき混ぜて堆肥を作っていたが「有効活用を進め、環境リサイクルを実現したい」と2012年冬に、本格的な堆肥生産設備を導入した。
設備は、集めたフンの下部から高圧の酸素を送って発酵を促す仕組み。これにより、完成までに半年かかっていた堆肥は3カ月程度ででき、臭気も抑えられるようになった。職員の労力も大幅に軽減したという。
堆肥は系列農場での野菜栽培を通じて実証実験した後、4月から園内で販売を始めた。農場でも引き続き使用し、園内のレストランで提供したり、動物の餌としたりする野菜作りに活用している。自らも自宅の家庭菜園で利用している池辺祐介園長(51)は「元気な動物から生み出された、安心な肥料。自然の循環について考えながら使ってほしい」とPRする。
県内では他に、周南市徳山動物園が今年度中に堆肥化プラントを建設する。園には昨年9月、スリランカから2頭のゾウが来た。草食動物のフンの量は年間57トンから130㌧まで増える見込みだが、プラントが完成すれば、処理費用も年560万円から60万円程度に減るという。作った堆肥は、ゾウの餌の牧草栽培農家や近隣の学校に無料で配布する計画だ。
一方、防府市の乗馬クラブ「クレイン多々良」でも、毎月約10㌧にのぼるサラブレッドのフンをおがくずと合わせ、有機肥料を作っている。近隣農家や地元の農協に提供しているほか、引き取りに来た希望者には無償で分けている。 |
関連URL |
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
 |
 |
 |
|
|
 |
|