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報道記録
報道年月日 2008/04/09
報道機関名 読売新聞
会員名 山口大学
タイトル LED光で退色防止 長門ユズキチ
報道記録の内容 LED光で退色防止
長門ユズキチ
山大グループが開発

 県特産のかんきつ類「長門ユズキチ」に白色LED(発光ダイオード)の光を当てることで、皮が緑色から黄色へと退色することを防ぐ技術を、山口大農学部の山内直樹教授(57)(園芸利用学)の研究グループが開発、特許を出願した。常温の場合、収穫から2週間以内に黄色になって商品価値がなくなるとされるが、低温でLEDの光を当てると3か月まで緑色を維持できる。同大は「初秋の収穫期から、鍋物などで需要が増える冬場まできれいな状態で保存が可能になる」としている。(大塚晴司)

 長門ユズキチはカボスやスダチと同じ酢を絞る果実。まろやかな味で、しょうゆとの相性がいいのが特徴という。現在は萩、長門、下関の3市で栽培されており、2007年には22トンを出荷。県は15年度に100トンの出荷を目指している。

 しかし、退色が早いのが難点で、8月から10月上旬の収穫期から、フグなどの鍋物が食卓に登場する冬場まで、商品価値が高い緑色のまま保存するのは至難の業。黄色くなると消費者に「新鮮ではない」という印象を与えてしまうため、生産者が出荷を控えることも多いという。

 そこで山内教授は、同大が地元企業などと取り組んでいる文部科学省の技術革新プログラム「知的クラスター創成事業」の一環で、消費電力や発熱量が少ないLEDに着目。貯蔵温度を4度に保ち、やや青みがかった白色LEDを200ルクスの弱い光で照らした箱の中で保存したところ、約3か月間、緑色が保たれることを確認した。

 山内教授は「退色は、緑色色素のクロロフィルが分解酵素によって壊され、下地の黄色色素カロテノイドが現れるために起こる。低温にすることで分解酵素の働きを抑えながら、LEDによって必要最低限の光合成が行われ、クロロフィルが作られるのではないか」と分析。「LEDを用いることで温度の上昇を防ぎ、電気代も安くなるので、他の農産物にも十分応用できる」としている。

(2008年4月9日 読売新聞)
関連URL

(1)読売新聞HP(別ウィンドウ)

 
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