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報道年月日 |
2014/12/19 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
徳山工業高等専門学校 |
タイトル |
人間―生活環境系学会 徳山高専助教に奨励賞 知的障害者と室内温度研究 |
報道記録の内容 |
周南市の徳山高専土木建築工学科の西尾幸一郎助教(39)=建築環境工学=が、体温調節と暮らしの関係を研究し技術開発につなげる「人間―生活環境系学会」の学会誌に発表した知的障害者と室内の熱環境に関する論文で、40歳未満の若手研究者に贈られる同学会の奨励賞を受賞した。
研究は2011年8月、中国地方4カ所の知的障害者向けグループホームの入居者14人を対象に室内の温度と湿度を1週間、測定した。文字が読めずエアコンのリモコンの暖房ボタンを押していたり、窓の開閉ができなかったりした事例を確認。不快な感情を表現できないまま体温上昇を招き、命に危険が及ぶ可能性を指摘した。
こうした状況は認知症傾向のある高齢者や子どもにも当てはまるとし、「許容できる温度は人それぞれ。『このくらい大丈夫』と安易に決めてはいけない」と警鐘を鳴らす。ヘルパー、家族による見回りの増加や、実際に室内へ入っての温度確認の必要性を説き、遠隔操作が可能な無線付きリモコンの開発も提言した。
助教になる09年まで、京都市の設計事務所でグループホームや高齢者向け住宅の改修を担当した。高齢者や身体障害者に関する熱環境の研究は進んできたが、知的障害者向けの研究は少ないという。西尾助教は「四季がある日本は体温調節の課題がたくさんある。行政や福祉関係者と研究成果の情報共有を進めたい」と話している。 |
関連URL |
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