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報道年月日 |
2015/01/31 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
㈱トクヤマ徳山製造所 |
タイトル |
社長に横田氏が昇格 トクヤマ 巨額損失で幸後氏引責 「信頼回復へ財務改善」横田次期社長 |
報道記録の内容 |
化学メーカーのトクヤマ(周南市)は30日の取締役会で、幸後和寿社長(64)が会長となり、後任に横田浩執行役員特殊品部門長(53)が就く3月1日付の人事を決めた。海外事業で巨額の損失が生じた責任を取って幸後氏はトップを退き、6月に予定する株主総会後に退任する。
取締役ではない横田氏は16人抜きの登用となる。株主総会とその後の取締役会の決議を経て代表取締役会に就く。同社はマレーシアでの多結晶シリコン生産をめぐり、工場の設備に不具合があったとして、2014年9月中間決算で特別損失860億円を計上した。
マレーシアの事業での巨額損失を受けて30日、トップ交代を決めたトクヤマ。新社長に就く横田浩執行役員は東京都内で記者会見し、同国での事業の黒字化や収益力の強化を急ぎ、財務状況の改善に優先的に取り組む考えを示した。
横田氏は「いまは非常時。一日でも早く財務を改善して配当を回復し、信頼を取り戻すことに尽きる」と強調。税務立て直しを真っ先に挙げ、「社員一丸で取り組みたい」と述べた。
損失を出したのは、半導体向けの多結晶シリコンを造るマレーシア工場の第1期プラント。設備の不具合で計画通りの品質を出せず出荷できない状況が続き、2015年3月期は純損失750億円を見込む。太陽電池向けの第2期プラントは「品質に問題はなく、さらに生産性も向上させる」とし、17年度の黒字化を目指すと説明した。
工場には約2100億円を投じており、記者会見に同席した幸後和寿社長は「経営者として責任を痛感している。新たな組織体制の構築が必要と判断した」と説明。「われわれが再浮上するには少し時間がかかる。元気で若く体力のある人材だ」とし、53歳の横田氏にバトンを渡す。
トクヤマはこの日、2014年4~12月期業績も発表した。売上高は2220億2900万円で前年同期比6.8%増。純損益は788億7800万円の赤字だった。
【横田 浩氏(よこた・ひろし)】北海道大経済学部卒。85年、徳山曹達(現トクヤマ)入社。ファインケミカル営業部長、機能性粉体営業部長を経て14年4月から現職。札幌市出身。 |
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