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報道年月日 |
2015/02/03 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
アボンコーポレーション㈱ |
タイトル |
廃棄PCからしちりん 防府の鋳造業者 資源を再利用 エコ生活提案 |
報道記録の内容 |
防府市牟礼今宿の金属リサイクル・鋳造業「アボンコーポレーション」が、廃棄されたパソコン(PC)から取り出した鉄を使い、昔ながらの砂型に流し込む方法でしちりんを造っている。資源の再利用を図り、環境に優しい暮らしを提案するユニークなビジネスで、昨年10月の発売開始から約70台を販売した。
しちりんの製造は昨年4月、山口市徳地の工場内の溶解炉を使って始めた。名前は「七福コンロ」。丸形(直径25㌢、高さ20㌢)と長方形(縦26㌢、横20㌢、高さ15㌢)の2種類で、値段は各8万1千円(税込み)。ケイ藻土だけのものと比べ大幅に長持ちする「一生もの」と松村憲吾社長(40)。
「アウトドア好きの若者や、定年退職後などに趣味でゆっくり炭火料理を楽しみたい人たちに評判がいい」という。昨年12月末までに約70台を販売。県外からの注文もあった。
同社の前身は江戸時代から続く鋳物業者。父の代でいったん廃業したが、長男の松村社長が2007年に同社を設立。金属リサイクル業と組み合わせて再興した。
偶然、約70年前の祖父の代まで使っていたしちりんの砂型が見つかり、廃棄パソコンからしちりんを造ることを思いついた。「炭火を使うしちりんは有限の化石資源に頼らず、環境に優しい暮らしを提案できる」と語る。
鉄はパソコンの50%を占める。溶解炉で産業機械の鉄くずやコークス、木炭と混ぜて液状の鋳鉄をつくり、砂型に流し込む。アルミ製のハードディスクは溶かしてコースターなどに再生する。
廃棄パソコンは買い取ったり、自社の小物と交換したりしている。溶解炉を持つ同社は「データを完全に溶かして消去してくれるので安心」(長門市)と自治体、企業からの回収も増加。基本ソフト「ウィンドウズXP」のサポート切れもあり、昨年10月までの1年間は約20㌧と前期比で8㌧増えた。
社員は5人で、パソコン解体も社長や社員が手分けする。松村社長は「規模は小さいが時代のニーズにマッチした商品を造っていきたい」と意気込む。 |
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