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報道記録
報道年月日 2008/05/01
報道機関名 中国新聞
会員名 トクヤマ
タイトル ごみも資源分別徹底 原燃料化埋め立て削減
報道記録の内容 コンビナート新時代
第1部 変わる営み ?
ゼロエミッション
ごみも資源 分別徹底
原燃料化 埋め立て削減

 周南市御影町の総合化学メーカー、トクヤマ徳山製造所。総務グループのオフィスの一角にポリ容器がずらりと並ぶ。背後の壁には「分別回収のさらなる徹底」と書いた張り紙。空き瓶を手にした従業員が立ち止まってラベルをはがし、「ガラス類」のごみ箱に放り込んだ。
 「ごみ捨ては今でも悩む」。同グループに配属されて2年10カ月になる播元功宜さん(45)は打ち明ける。細分化された回収。「でも、面倒ではない。分からないときは担当者に電話で聞けば済む。分別は徹底している」
 電話相談を受ける環境管理課の山門弘昌さん(45)は「この製造所では廃棄物はごみではなく、重要な資源だ」と説く。

 抑制率は99.9%に

 ゼロエミッション−。埋め立て処分に回される工場からの廃棄物排出をゼロにする取り組みを指す。周南コンビナートでも多くの企業が、この活動を加速させている。トクヤマは2006年度、徳山製造所で発生する廃棄物36万1千トンのうち、処分量を520トンに抑えた。抑制率は99.9%に達する。
 「私たちは大量消費の工場。廃棄物の再利用による地球環境の保全は企業の努めだ」と山門さん。さらに、もう一つの推進理由も明かす。「ごみ処理のコスト減にもつながるのです」
 背景には、限界が見えてきた自前の埋め立て処分地があった。1970年代から利用し、プラント増強時に発生する建設残土などを運び込んできた。外部への搬出ではコスト高になるとして03年、ゼロエミ推進部を設けて本腰を入れた。

 古紙など再利用

 取り組んだのは廃棄物のセメント原燃料化の強化と13通りの分別回収。建設残土の破砕処理や排水汚泥の脱塩処理などで年間36万トンに上った埋め立てごみの大部分をセメント製造の原料に転換した。分別回収した廃プラは熱源に。古紙やガラス製品の再利用も進んだ。
 トクヤマのゼロエミ率は90年の82.4%から大きく向上した。周南市内では、化学メーカーの日本ゼオン徳山工場が埋め立て量を95年の1割まで削減。出光興産徳山製油所・工場や帝人ファイバー徳山事業所なども100%近いゼロエミ率を誇る。
 トクヤマ環境管理課の松谷勝博課長(46)は現状に「甘んじてはいけない」と言う。残り0.1%をどうするのか−。「現状のシステムも導入から5年。もっと進化できないだろうか」。再び模索する時期を迎えている。
(山瀬隆弘)
関連URL

(1)?トクヤマHP(別ウィンドウ)

 
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