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報道記録
報道年月日 2015/03/27
報道機関名 中国新聞
会員名 飯森木材㈱
タイトル 下関市 飯森木材と進出協定 木質バイオマス発電向けチップ製造 豊田に新工場
報道記録の内容 木質バイオマス発電向けのチップ製造を手掛ける飯森木材(宇部市、飯森浩一社長)は需要拡大を見据えて下関市豊田町に工場を新設することを決め、26日に同市と進出協定を結んだ。4月下旬に着工し、6月上旬の操業を目指す。
同社は1979年に設立。山林に切り捨てられた県産の未利用木材などを仕入れてチップ加工し、県内の木質バイオマス発電所などに燃料として供給している。2014年2月期の売上高は約8億円。
新工場は約2億5千万円を投じて同市豊田町殿敷の西市工場団地内の既存工場を買い取り、内部を整備する。敷地面積は約1万平方㍍。年間生産量は年1万㌧を見込む。新規雇用は地元を中心に3人を予定する。
市役所で開かれた調印式で、飯森社長は「地元の雇用や森林整備、林業活性化に貢献したい」とあいさつ。中尾友昭市長は「地域特性に合った多様な産業育成を促すことで若者の地域定着と地域経済の活性化につながる」と期待した。
チップ加工工場は本社工場に続き2カ所目。これまでは本社工場で年約2万5千㌧を生産してきたが、18年度に防府市に木質バイオマスなどを燃料に使う発電所が建設されることなどを見据え、生産力の強化を決めた。新工場は森林資源が豊富な豊田町など県西部の未利用材などを材料として仕入れるという。
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