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報道年月日 |
2015/05/28 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
やまぐちエコ市場事務局 |
タイトル |
動き出す水素社会 再生可能エネルギーを下支え |
報道記録の内容 |
再生可能エネルギーの余剰電力(未利用電力)を水の電気分解に利用し水素ガスに変換する「パワー・ツー・ガス」という仕組みがある。水素ガスを燃料電池で電力に戻せば無駄をなくせる。
実証研究はドイツが先行している。同国の水力を除く再生可能エネルギー比率は2013年に21%に高まった。一方、風力など発電量がコントロールできない再生可能エネルギーが多く、余剰電力も増加傾向にある。
北部で発電した電力を需要が高い南部に送る送電線が脆弱でもあり、13年の国全体の再生可能エネルギーの余剰エネルギーは一般家庭16万世帯分の年間消費電力量に相当する555ギガワットアワーだった。再生可能エネルギー買い取り義務がある送電会社が発電会社に支払う補償額も4400万ユーロ(約60億円)に上昇した。
そこで余剰電力を水素ガスにして燃料電池車向けに提供したり、水素と二酸化炭素(CO2)からメタンガスを合成し広域ガス配管網を通じて供給したりする試験販売を始めた。事業化できれば再生可能エネルギー導入の追い風になりそうだ。
日本も将来、水力を除く再生可能エネルギー比率が13年の2%から大幅に高まれば、余剰電力対策としてパワー・ツー・ガスを利用する可能性はある。ただ日本にはドイツのようなガス配管網がなく、輸送はトラックや船舶などに頼る。水素を体積が小さい液体や化合物に転換し効率的に運ぶ技術開発を進め、25年には商業ベースの国内流通網を稼働させる計画がある。こうした技術は再生可能エネルギー資源が豊富な外国で製造した水素の輸入に適用できる利点もある。 |
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