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報道年月日 |
2015/05/30 |
報道機関名 |
山口新聞 |
会員名 |
山口大学 |
タイトル |
山口大学創基200年 岡正朗学長インタビュー 地域貢献へ決意新た 多様な環境で人材育成を |
報道記録の内容 |
山口大学はことし、創基200周年を迎えた。先人の「志」をこれからの200年につなぎ発展するために創基200周年記念事業会を設け、山口大学基金創設などの記念事業を行った。30日は山口市小郡黄金町の山口グランドホテルで記念式典を開く。第13代学長の岡正朗氏(65)に大学の歴史や現在の姿、未来像などについて聞いた。
―200年の歴史を振り返って、どのような感想を持つか。
大学には200年前の伝統を引き継ぐ学部もあり、その伝統の重みを感じている。明治維新よりはるか昔に山口の地に、長州藩士の上田鳳陽先生が設立した小さな私塾「山口講堂」が、学生数1万人を超える大学に進化してきた。大村益次郎や揖取素彦が教鞭(きょうべん)を執り、井上馨が通学した歴史もある。明治維新後は、この教育施設の存続に地域住民の大きな協力があり、その歴史が脈々と今日まで引き継がれている。地方創生が言われ、大学が大きく変わる時代にあって、山口県に貢献するとの強い意志を持って、新しい200年の第一歩を踏み出したい。
―山口大学が果たしてきた役割は。
文系、理系を問わない人材育成に尽きる。山口県民は中央志向が強くチャレンジ精神にも富んでいたことで日本や世界で活躍する人材を輩出してきた。だが、いまは山口県にとどまる若者を増やすことが求められている。インターンシップ(就業体験)事業などで地元企業の魅力を学生に伝える。さらに山口県の自然、文化、産業などの財産をしっかり教えていく。グローバルにもローカルにも通用する人材を育成したい。
―本年度開設した国際総合科学部をはじめ、大学改革にどう取り組むか。
国際総合科学部の学生は学習意欲が高い。大学のグローバル化のエンジンになると期待していたので、良い人材が第1期生として入学してくれた。これからどのように育っていくか楽しみにしている。
変えられないものと時代とともに変化しなければいけないという「不易流行」という言葉があるが、時代の変化に伴って求められる人材も変わるため、大学改革は急務だ。本年度は経済学部と教育学部を再編し、来年度は理系大学院を再編する。また専門職大学院としての教職大学院の設置、人文学部と大学院人文科学研究科の再編も行う。時代に即した人材、大学独自の知財教育などの充実を進めている。
―在学生、山口大学を目指す高校生らへのメッセージは。
世の中は絶えず進歩している。学生はしっかり勉強して自己を確立するとともに人間力も養うことで、社会の変化に適応し活躍できると思う。そのための教育を提供する。山口大学は学生と教職員が共に力を合わせ、共に育みあい、共に喜びを分かち合う「共同・共育・共有」がスピリット。高校生の皆さんらには、教職員と一緒に成長して、教職員と喜びや悲しみを分かち合い、一緒に行動できる山口大学にぜひ入学してほしい。
―山口大学の未来像をどう描いているか。
10年後の2025年の山口大学の姿をグローバル化を具現した「ダイバーシティキャンパス」と規定し、山口大学が目指す方向性を定めた「明日の山口大学ビジョン2015」を策定した。今後、留学生や社会人入学が増え、宗教、人種、年齢、思考などがますます多様になると考えている。10年後には、そのような多様性を容認し、山口県、日本、世界に貢献できる素晴らしい大学になることを目指す。 |
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