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報道年月日 |
2015/06/01 |
報道機関名 |
循環経済新聞 |
会員名 |
やまぐちエコ市場事務局 |
タイトル |
プラ再生などで規格相次ぐ カーボンフットプリントも 生産工程、容器包装でJIS 市場拡大へ支援進める |
報道記録の内容 |
プラスチック製容器包装の再生(材料リサイクル)の生産工程や容器包装の環境配慮などについて、立て続けにJISの提案採択や制定が行われた。さらに、一般的な再生プラ製品や再生プラ原料についてのカーボンフットプリント(CO2の見える化)のルールも次々に制定された。業界関係者からは「中小零細企業にとってはハードルが高い」という意見もあるが、国として再生プラ市場の向上と拡大を図る考えだ。
個別企業で標準化提案
工業標準化法に基づき経済産業省に設置されている日本工業標準調査会は5月18日、中堅・中小企業などから提案があった5件について、「新市場創造型標準化制度」を活用して標準化を行うことを決めた。
このうち1件は、プラスチック製容器包装の材料リサイクルなどを手掛けるレノバ(本社・東京)によるプラスチック再生事業の生産プロセスに関する指針JISの開発だ。再生プラ生産プロセスの信頼性などの向上に資する、品質マネジメントシステム(JIS9001)の分野別指針を標準化する。
経済産業省は、2014年5月に「標準化官民戦略」を策定し、同戦略に基づき、同年7月に中堅・中小企業を含む企業や企業グループが保有する優れた技術や製品について、迅速な国内標準化(JIS化)や国際標準(ISO/IEC)の提案を可能にする「新市場創造型標準化制度」を創設した。「企業1社では業界内の調整が困難」、「中堅・中小企業等で標準の原案を作成することが困難」、「複数の産業界にまたがる」などの場合に、従来の業界団体でのコンセンサス形式を経ずに、迅速なJIS化や国際標準化の提案が可能になる。
今後、(一財)日本規格協会が提案企業を含めた原案作成委員会を構成し、標準化の原案作成を行う。原案作成後、日本工業標準調査会において審議され、JISになる。
経産省リサイクル推進課の深瀬聡之課長は、「(プラスチック製容器包装の材料リサイクルにとっても)今回の採択は画期的なもの」と述べている。
容器包装の環境配慮でJIS
経産省はさらに、5月20日、日本工業標準調査会の審議を経て、容器を含む包装の環境配慮に関するJISを制定した。
容器包装リサイクル法制定以来、各産業で包装の環境負荷低減の取り組みが進められてきたが、その手法や評価方法が各社各様であったことから、客観的なものさしを示すため、標準化と規格制定が進められた。
今回は包装の環境分野での一般的要求事項(JIS Z0130―1)、包装システムの最適化(Z0130―2)、リユース(Z0130―3)が先行して制定された。近く、マテリアルリサイクル(Z0130―4)、エネルギー回収(Z0130―5)、有機的リサイクル(Z0130―6)もJIS化され、包装の環境影響の評価の基盤を整備する。
再生プラのCO2を見える化
一方、(一社)産業環境管理協会(東京・千代田)は5月1日、「プラスチック再生加工製品」を対象としたカーボンフットプリント・オブ・プロダクト(CFP)の算定・宣言に関するルール(CFP―PCR)を公表した。CO2排出量削減行動に関する「気づき」を共有し、「見える化」された情報を用いて、排出量削減を推進することを目指す。
再生プラスチック関連ですでにCFP―PCRが認定されているものとしては、「リサイクルプラスチック原料(中間財)」(15年2月5日公表)、容器包装プラスチックに関する「再商品化プラスチック製品(中間財)」(14年5月23日公表)がある。 |
関連URL |
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