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報道記録
報道年月日 2015/06/15
報道機関名 循環経済新聞
会員名 (株)アースクリエイティブ
タイトル アースクリエイティブ BDF採用先が拡大 食R事業の高度化も
報道記録の内容  一廃・産廃の処理、リサイクル等を手掛けるアースクリエイティブ(山口県宇部市、栗原和実社長、TEL0836・41・0377)は、廃食用油のBDF(バイオディーゼル燃料)化事業で、精製したBDFの採用先を拡大した。宇部市では6月から従来の利用分に加えパッカー車でのルート回収、リサイクルプラザ内の各種作業車等で新たに採用。また周辺他市でも作業車等での採用が進んでいる。
 廃食用油の回収・リサイクルは2009年に開始。飲食店やホテル等からの回収を推進し、11年には行政主導のもと回収拠点を設置。家庭からの廃食用油の回収にも着手した。現在、回収拠点はスーパーマーケット、ガソリンスタンドや介護施設等8カ所におよぶ。
 現在、1カ月当たり約5000リットルの廃食用油を回収しており、うち家庭系は平均で500リットル程度。BDFの精製量は1カ月当たり約4500リットルで、これまでは市のコミュニティバス、常盤公園内のごみ収集車等の他、自社車両や発電機等に使用してきた。事業開始から6年目の現在は回収実績も安定。今後、周辺都市も含めた採用先の拡大にいっそう取り組む。
 また、同社は日量24.1トンの処理能力を持つ食品リサイクル施設「きららエコフィード」にて、食品残さの飼料化事業も展開している。現在、県内のスーパー・コンビニから賞味期限切れ商品、学校・レストラン・食品工場等から食品残さを計日量10トンほど受け入れ、飼料を製造。減圧乾燥方式の採用や製品成分の調整等で高品質な製品作りに尽力しており、製造した「きららミール」は出荷先の畜産農家等で好評だ。今後、同飼料を用いた畜産物のブランド化で、食品リサイクル事業の高度化も目指していく。
 同社の中島浩専務取締役は「飼料化事業においては製品の高品質と安全性の確保にこだわるとともに、山口県の畜産試験場と協働で飼育実験を重ねる等、高付加価値化に取り組んでいる。今後、地域循環のブランド畜産物の確立に向けて、より本格的な取り組みに着手したい」と語る。
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