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報道年月日 |
2015/07/17 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
やまぐちエコ市場事務局 |
タイトル |
リコー、使用済み複合機 国境超えて循環再生 イメージ向上、収益見込む |
報道記録の内容 |
リコーは更新時に回収した古いコピー機を日本などから中国に運び、再生機として組み立て直して販売する体制を整える。使用済みの製品を輸入して再生・販売する許可を中国で取得した。従来は日米欧で地域ごとに完結させていた再生サイクルを国境を越えて広げる。企業の社会的責任(CSR)やイメージ向上の目的に加えて、一定の収益も見込めるとみる。
扱うのはコピーとファクスなどの機能が一体の複合機。中国では再生した複合機を3年後に1万台販売する計画。世界では現行比で3割増の年8万台を目指す。
中国当局からこのほど使用済みコピー機の輸入と再生品製造の認可を得た。印刷機を生産している福建省福州市の自社工場へ、まず日本からコピー機を運ぶ。7月から同工場で機械を分解し、利用可能な部品の選択・洗浄を施した上で、足りない部品は新品を使いながら再生機を量産する。
分速60枚の高速機を再生して販売する。8月以降、市街地のコピーサービス店などに売り込む。再生機の価格は新品に比べて数割安いことが多い。リコーは中国ではオフィス向けに新品を販売しているが既存の顧客層とは重ならないとみる。
リコーは日本や米国、欧州で自社製の使用済みコピー機を回収し、再生した上で販売している。日本では更新時などに約90%、欧州でも約70%を自社で回収している。ただ再生機の需要があまり多くないときもあり、回収した製品の有効活用には課題があった。
同社の世界での複合機の販売は年100万台近いとみられる。中国では更新を迎えた複合機が少なく、再生機の生産をしていなかったが、ニーズは高まってきた。米欧からも使用済みコピー機を運ぶことも検討する。
中国以外のアジアの新興国にも似た仕組みをつくる方針だ。再生機は価格の安さに加え、環境意識の強い先進国では政府調達などで需要があり、リコーは年6万台規模を販売している。
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