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報道記録
報道年月日 2015/07/21
報道機関名 読売新聞
会員名 日環特殊(株)、宇部興産(株)
タイトル 藻類ビジネス 九州で育つ 長い日照時間 培養の適地 航空燃料や化粧品 製造計画 山口 工場廃熱 活用
報道記録の内容  航空機の燃料、化粧品、健康食品などに活用できる藻(そう)類が注目されている。光合成で増殖するため、日照時間が比較的長い九州は適地として、新たな産業に育てる動きが出ている。
 ◆産学連携
 5月下旬訪れた鹿児島市七ツ島にある1500平方メートルのプールは、緑色に染まっていた。ここは、重工メーカーのIHI(東京)が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や神戸大学などと共同で実証実験に取り組む藻類の培養施設だ。
 この藻類は、他種に比べて油分が多い「ボツリオコッカス」を品種改良し、増殖するスピードを速めたのが特徴だ。プールにパイプで二酸化炭素(CO2)を送り、光合成を促し、増殖させた藻類を乾燥させ、油分を取り出している。
 IHI技術開発本部の松沢克明課長(44)は「量産化やコスト面で課題はあるが、藻類は様々な可能性を秘めている。藻類から抽出した燃料で航空機を飛ばしたい」と期待する。
 同社は2020年以降、藻類由来の燃料を航空会社に売り込む目標を掲げ、数百ヘクタール規模の培養地を海外に設ける計画もある。
 一方、飼料メーカーのヒガシマル(鹿児島県日置市)は、「ナンノクロロプシス」と呼ばれる比較的栄養分が高い藻類を培養している。養殖マグロなどの稚魚の餌の成分にする予定で、約1億円かけ、培養施設を鹿児島県いちき串木野市に増設中だ。「魚の育成を促す藻類の役割が注目されている」(担当役員)という。
 ◆「新産業にしたい」
 佐賀市清掃工場の近隣の土地(約2ヘクタール)では、ゴミ処理施設が排出するCO2を利用して光合成を促す藻類の培養施設の建設が進んでいる。
 藻類培養を手がける米国企業や、東京都内の廃棄物処理業者などが出資する合弁会社・アルビータ(佐賀市)が、約16億円を投じ、1250平方メートルの水槽5基を来年4月頃に整備する。「ヘマトコッカス」と呼ばれる藻類から抗酸化作用のある成分を抽出し、化粧品や健康食品などを製造する計画だ。「佐賀は、気温や日照の面で藻類の培養に適している」と語る。
 このほか、佐賀市は今年度中に、市下水浄化センターでも藻類の培養実験を始める。市のほか、東芝(東京)、下水処理施工会社「日環特殊」(山口県下関市)など計6団体が参加し、動物の飼料などを生産する予定だ。
 佐賀市バイオマス産業都市推進課の江島英文係長(47)は「冬場の温度管理などが課題だが、実用化が進めば、市の新たな産業にする」と期待する。
 山口県産業技術センター(山口県宇部市)は昨年5月、藻類の活用を目指した研究会を設立した。宇部興産(同)など地元企業も参加し、工場の廃熱で、藻類を育てる実験を検討する。
【藻類】主に水中や湿地で生育し、体内に葉緑素などの色素がある植物の総称。なかでも、微細藻類のミドリムシは、植物と動物の性質を持ち、アミノ酸やミネラルなど計59種類の栄養素を含む。粉末はうぐいす色で抹茶に似ているが、昆布ダシのような味がする。
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