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報道年月日 |
2015/08/19 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
エコ市場事務局 |
タイトル |
車部品分解 より細かく 希少金属 取り出しやすく 荒谷商会 市場縮小リスクに対応 |
報道記録の内容 |
自動車解体の荒谷商会(広島県呉市)は解体・分別で得る銅線や触媒、電子基板のリサイクルを始める。部品をより細かく分解できる設備を導入し、精錬業者などに販売する。中古の触媒や電子基板などは貴重な金属を含むが、現在は海外に流れることも多いという。新車販売減少で解体市場の縮小が予想されるため、リサイクル品目を増やして収益減を確保する。
回収した自動車はまず状態の良いエンジンや足回り、ドア、ミラーなどの部品を手作業で取り外して国内外の部品市場に売り出す。残った車体を重機で破壊し、ワイヤハーネス(組み電線)部品やコンピューター類などを外す。最後に残った鉄スクラップをブロック状にして、電炉メーカーなど向けに売却する。
これまで、残ったハーネス類などはそのまま専門業者に販売してきた。同社は新たにハーネスから被覆を外して銅を取り出す自動設備を導入したほか、排ガス処理に使う触媒装置を切断して中の触媒を取り出せる専用機器も稼働させた。車載コンピューターも分解して電子基板を取り出す。
これらの部品は電子部品に多く使われる銅や白金、レアメタルを含んでいる。分別を進めることで精錬業者が活用しやすくなる。リサイクル品として「付加価値をつけていきたい」(荒谷修社長)という。
原材料市況に連動してリサイクル品の価格が変動するため売却時期は順次判断するが、今年度から本格化する計画だ。
荒谷商会の2014年10月期の売上高は約10億円。年間の解体台数は1万台を超える。3月には四国に営業所を新設し、使用済み自動車の仕入れ先を広げた。日本政策金融公庫からも「新事業育成資金」制度の融資を受けた。銅線や触媒、電子基板などの販売で、5年後の売上高を1億円上乗せしたい考えだ。
自動車には鉄や樹脂だけでなく銅や貴重なレアメタルなどが幅広く使われている。現状では中古部品やハーネスが海外に流出しがちで、国内での有効活用が課題になっている。 |
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