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報道年月日 |
2015/09/09 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
やまぐちエコ市場 |
タイトル |
米セメント供給2.5倍に 三菱マテ 需要旺盛で新輸入基地 |
報道記録の内容 |
三菱マテリアルは米国でのセメント供給能力を年間400万トン規模と現在の2.5倍に引き上げる。輸入セメントを受け入れる基地について、休止中の拠点を再稼働させるほか、新拠点も設ける。投資額は最大で30億~40億円となる見通し。セメントは日本や中国の生産拠点から輸送する。公共事業などを中心に米国では建設工事が好調で、旺盛なセメント需要が続いている。日本国内は伸び悩みが見込まれるため、海外事業の拡大で収益力を高める。
米カリフォルニア州南部のロングビーチで、2009年から稼働を停止していた貯留基地を16年にも再稼働させる。需要増に応じて荷揚げ設備や貯蔵タンクなどの増強も計画する。これとは別に、同州南部のサンディエゴにも貯留基地を新設する。17年の着工を目指す。
2基地合計の取扱量は年250万トンとなる。日本や中国の自社工場から輸出したセメントを受け入れ、現地の生コンクリート業者に販売する。
三菱マテは同州クッシェンベリーに年間生産能力160万トンの現地工場も保有している。ほぼフル稼働が続いているが、現地の環境規制などの面からこれ以上の生産増強は難しいと判断した。新設する貯留基地は工場よりも需要地に近く、納期や輸送費を減らせるメリットもある。
需要増に対応し生コン原料となる骨材も増産する。15年内に同州に保有する骨材鉱山の操業度を高め、5割増の年産180万トン体制を構築する。
米国のセメント需要は公共工事や住宅建築の伸びを背景に堅調で、14年の市場規模は8600万トンとなったもようだ。16年には1億トンとリーマン・ショック前の水準に回復し、日本市場の2倍超に拡大するとみられている。日本は20年の東京五輪までは需要増が見込まれているものの、長期的な需要増は難しくなっている。中国では景気減速から、セメントの供給過剰が課題となっている。今後、米国市場の開拓で事業拡大を目指す。
日系セメント会社では8月には太平洋セメントが米西海岸のセメント工場を約520億円で買収すると発表しており、米国需要を取り込む動きが活発になっている。 |
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