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報道記録
報道年月日 2015/09/10
報道機関名 日本経済新聞
会員名 やまぐちエコ市場
タイトル 〈迫真〉資源安が揺らす リサイクル続けられるか
報道記録の内容  9月9日午前11時すぎ、東京都品川区にある関東鉄源協同組合の事務所に鉄鋼商社から次々とファクスが届いた。協組から輸出用の鉄スクラップを買い付ける入札価格が書き込まれていた。平均の落札価格は1トン1万7186円。前月比2割下がり、リーマン・ショック後の安値水準に迫る。理事長の山下雄平(64)は「価格の底が見えない。まだ下がるのか」と厳しい表情を浮かべた。
 鉄スクラップの流通業者の経営に逆風が吹いている。鉄スクラップは建物の解体現場などで発生する製鉄原料で、国内の粗鋼生産量全体の4分の1近くを支える。東京商工リサーチによると、鉄スクラップ卸売業の倒産件数は1~7月に全国で7件。2014年通年の3.5倍だ。同じ製鉄原料の鉄鉱石が中国の景気減速で1年で半値となったことも響いた。
 鉄スクラップの下落は業界再編を呼び込んだ。6月29日、神戸市で3人の社長が固く手を握り合った。鉄スクラップの流通や加工を手掛ける共栄(神戸市)、シマブンコーポレーション(同)、扶和メタル(大阪市)が業務提携を発表した。
 鉄リサイクル業界で国内最大級のグループになる。3社は輸送や資材調達で効率化を進める。シマブン社長の木谷謙介(49)は「3社で危機感を共有している」と口元を引き締めた。
 同じころ、ペットボトルのリサイクルを手がけるジャパンテック(栃木県鹿沼市)の社長、古沢栄一(59)は事務所のパソコンで原油の価格を確認していた。「これからもリサイクルが続けられるのか」と感じた。
 繊維などに再生されるペットボトルは、市区町村が集荷し、年2回の入札会を経てリサイクル会社に渡る。ペットボトルは石油が原料。リサイクル会社は原油相場をにらみ、利益が出る額を想定し応札する。15年度下期分の入札期限は7月上旬だった。「原油は下げ止まる」。そう思って入札に参加した業者は多かった。平均落札価格は1トン3万8018円だった。
 だが読みは外れ、さらに原油は相場を切り下げた。割安な新品のペットボトルが作られ、いずれ再生品価格を押し下げる可能性が強まった。損失を懸念して値下げしなければ、今回調達した再生品が売れなくなることも考えられる。
 資源価格の急激な下げは、再生事業を苦境に立たせている。
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