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報道記録
報道年月日 2007/07/06
報道機関名 山口新聞
会員名 宇部テクノエンジ
タイトル ストップ・ザ・地球温暖化(2) 宇部テクノエンジ
報道記録の内容 [山口新聞特集]ストップ・ザ・地球温暖化
やまぐちエコ市場の挑戦(No2 宇部テクノエンジ)

 廃材利用の機械販売 バイオマスガス化発電装置

 二酸化炭素など温室効果ガス排出の削減義務が来年1月からスタートするのを控え、バイオマス発電、エコ舗装、水素ロータリー車など地球温暖化防止につながる商品やシステムの開発、屋上緑化など企業内での省エネ・温暖化対策が活発化している。山口県が開設したリサイクル関連企業のウェブサイト「やまぐちエコ市場」に参加する企業を中心に、その取り組みを紹介する。

 宇部興産グループの宇部テクノエンジ(金重和義社長)は、1977(昭和52)年に機械サービスを専門とする会社として分社化されて発足した。現在も機械部品の供給や保守点検などが業務の大半を占めるが、廃材などを燃料にする「小型バイオマスガス化発電装置」「バイオマス燃料温水ボイラー」という製品で環境ビジネスの分野に進出し、新しい収益の柱に育てる取り組みを続けている。

 小型バイオマスガス化発電装置はドイツのAHT社が開発したもので、輸送用コンテナにガス化設備とガスエンジン発電機を収納したコンパクトさが特長だ。250キロワット発電装置では、ガス化効率は約80%、発電端効率は25−30%、熱回収した際のシステム全体のエネルギー効率は約60%になる。木質バイオマスを燃料にした場合に問題になる生成ガス中のタール含有量も、2段階の高温ガス化で軽減している。

 一方、バイオマス燃料温水ボイラーは、バイオマス燃料ボイラーの先進国オーストリアのビンダー社製。多様な燃焼部構造によりオガクズ、間伐材、建設廃材など幅広いバイオマス燃料の使用が可能。燃料供給から燃焼灰の貯蔵まで一貫したシステムで、排ガスを再循環することによる窒素酸化物の低排出運転(200ppm以下)やオイルボイラーを上回る最大90%の熱効率を誇る。

 2つの製品とも宇部テクノエンジが販売、据え付け、保守サービスまでを手掛ける。ガス化発電装置は製材業や建築業といった廃材処理に苦心する業界などをターゲットに、燃料ボイラーは公営の温泉施設や農家のビニールハウスなどでの使用を提案する。

 同社取締役執行役員で環境システム部長と新規事業推進室長を兼務する殿河内誠さんは「環境問題に適した製品として今後どこでどれだけ需要が高まるか、その見通しを確実につかむ」ことが課題という。普及に向けた取り組みとして、燃料の一つに里山再生の障害ともなっている「竹」の活用も模索する。「現状は補助金をいただかないと難しく、市場規模もまだまだ小さいマーケットですが、事業として一本立ちできるよう努力しているところです」と殿河内さん。年2回、東京や福岡で開催される環境展に積極的に出展してPRに余念がない。

【宇部テクノエンジの会社概要】
 宇部興産の100%出資会社として創業。宇部興産機械が納入した機械類の据え付けや部品供給、点検・補修が主な業務。2003年に新規事業推進室を発足させ、環境ビジネスへの参入を本格化。宇部市内の分野や業界を超えた意見・情報交換会「キューブサロン」事務局も務める。本社は宇部市小串沖の山。国内外に14拠点。資本金1億3000万円。売上高100億6500万円(05年)。従業員270人(06年3月現在)。
関連URL

(1)山口新聞HP(別ウィンドウ)

(2)宇部テクノエンジHP(別ウィンドウ)

 
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