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| 報道年月日 |
2016/01/26 |
| 報道機関名 |
日本経済新聞 |
| 会員名 |
やまぐちエコ市場事務局 |
| タイトル |
水素エネ 普及へ拠点 川重・岩谷産業、液化し輸入 神戸港で |
| 報道記録の内容 |
燃料電池車や発電所の燃料となり、次世代エネルギーとして注目を集める水素を輸入する国内初の拠点づくりが始動する。川崎重工業や岩谷産業は神戸市と協力し、高圧・低温で液化した水素を特殊なタンカーで輸入して貯蔵し、国内各地に出荷する設備を神戸港に新設する。２０２０年度をメドに稼働させる計画。現在は製鉄所などの副産物の水素を使っているが、普及が加速しそうな２０年代には不足する懸念があるためだ。
輸入基地は神戸空港がある空港島内の市有地に整備し、総事業費は１００億円を超える見込み。広さは約１ヘクタール。液化水素を積んだタンカーが振動を抑えて接岸できる荷揚げ用設備、水素の貯蔵タンク、貯蔵タンクからタンクローリーに積み込む施設を設ける。
岸壁は神戸市が整備し、輸入用タンカーや荷揚げ用設備、貯蔵タンクを川重、タンクから輸送車に積み込む設備は岩谷がそれぞれ設置する見通し。両社は同分野の技術開発で先行しており、新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）の助成金を建設費の一部に充てる。
輸入する水素は低品質で安価な「褐炭」が豊富なオーストラリアで生産する案が有力だ。Ｊパワーが石炭火力発電技術で生産に協力する。経済産業省は３０年をメドに水素の本格導入を目指す。神戸に新設する輸入基地は商用のひな型となる数千万立方メートル程度で、同規模の基地が多数必要になる。 |
| 関連URL |
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