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報道年月日 |
2016/02/02 |
報道機関名 |
山口新聞 |
会員名 |
日新製鋼(株)周南製鋼所 |
タイトル |
新日鉄住金が日新製鋼買収 売上高6兆円 呉の高炉1基休止へ |
報道記録の内容 |
鉄鋼国内最大手の新日鉄住金は1日、同4位の日新製鋼を買収し、2017年3月をめどに子会社化すると発表した。日新製鋼は経営効率化のため、呉製鉄所(広島県呉市)の高炉2基のうち、19年度中に1基を休止する。鉄鋼業界は中国メーカーの過剰生産による市況悪化などで経営環境が厳しく、国際競争力を高める狙いがある。
原料から鉄をつくる「高炉」を持つ国内の鉄鋼メーカーは新日鉄住金とJFEホールディングス、神戸製鋼所の3陣営に集約される。
新日鉄住金と日新製鋼の連結売上高を単純に合計すると6兆円超なる。新日鉄住金は日新製鋼に約8%を出資する筆頭株主だが、51~66%に引き上げる方針。
新日鉄住金の進藤孝生社長と日新製鋼の三喜俊典社長は1日、東京都内でそろって記者会見した。進藤社長は「どう勝ち残っていくかを考えた時、強みの異なる両社の相乗効果を追求しようと決めた」と強調。日新製鋼のきめ細かな営業活動などを評価し、生産や技術、調達などでも連携を図る方針を示した。
新日鉄住金(当時は新日本製鉄)は09年に日新製鋼への出資拡大を検討したが、実現しなかった。日新製鋼が強いステンレスの市場シェアが提携強化で膨らむことが問題になったとみられ、今回の買収でも焦点になる可能性がある。
日新製鋼の呉製鉄所は、同社で唯一の高炉を持つ製造拠点。中国地方で初めてとなる高炉は、1962年に建設された。三喜社長は、休止に関し「もう1基に経営資源を集中させるためで、2基とも止めるという選択肢は、今はない」と指摘。従業員の雇用は「しっかり守る」と述べた。
山口県内には、光市に新日鉄住金の光製造部、周南市に日新製鋼の周南製鋼所がある。
国内の鉄鋼業界は合理化のため集約が進んできた。2012年に新日鉄と住友金属工業が経営統合して新日鉄住金が発足。日新製鋼ホールディングス(現日新製鋼)も同年、日新製鋼と日本金属工業が統合した。02年にはNKKと川崎製鉄が統合してJFEホールディングスが発足している。
「今後の動向注視」 周南市長
日新製鋼の工場がある周南市の木村健一郎市長は「知らせを受けて担当部署に情報収集を指示した。日新製鋼は周南市の大切なパートナー。今後の動向を注視したい」とコメントした。 |
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