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報道年月日 |
2016/02/10 |
報道機関名 |
読売新聞 |
会員名 |
(株)アースクリエイティブ |
タイトル |
食品廃棄物 飼料に再生 宇部 スーパー、給食の残り物から |
報道記録の内容 |
食品廃棄物を飼料に加工する工場が宇部市山中の宇部テクノパーク内にある。捨てられる食材を再利用する「食品リサイクル」。工場で見学会が開かれると知り、訪ねてみた。
◆養豚農家などに販売
見学会は農林水産省主催で食品リサイクルへの進出に関するセミナーの一環。中国、九州地方の廃棄物処理業者ら約50人が、株式会社アースクリエイティブ(宇部市妻崎開作)のリサイクルセンターに集まった。
「食品の製造工場やスーパー、学校給食などの廃棄物を原料にしています」。同社リサイクル部長の竹村貴昭さん(41)が説明した。
原料の搬入口には袋や箱に詰められた即席麺、パンの切れ端、弁当などが並んでいた。ほとんどがまだ食べられる食材で、腐臭はない。これらを粉砕して乾燥機で水分を蒸発させた後、圧縮機で油分を搾って完成させる。
製品は熊本県や長崎県の養豚農家などに販売。配合飼料と混ぜて使われ、再び肉などの食材となる。
◆割高なコストに苦心
同社は2001年に食品リサイクル法が施行されたことを受けて、06年にセンターを稼働。現在、山陰側を除く県内約80か所から原料を受け入れている。
センターは1日約20トンの処理能力があるが、現状の受け入れは10トン程度にとどまる。税金が投じられる自治体の廃棄物処理施設と比べ、2~4倍程度の処理費がネック。農水省によるとこの価格差は他地域でも課題となっており、対策が検討されているという。
「焼却に伴う温暖化を低減させられる上、輸入飼料を補うことで食料自給率も上がる。現状では利点を訴えて、事業者に協力してもらうしかない」。同社の中島浩専務取締役(35)はそう話す。
捨てるのはもったいないが、活用にはコストがかかる。難題の解決には、現場任せでは限界があると感じた。 |
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