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報道年月日 |
2016/02/10 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
やまぐちエコ市場事務局 |
タイトル |
トヨタ、工場でも水素活用 CO2削減、車と両輪で 空調などで実験 |
報道記録の内容 |
トヨタ自動車は年内にも工場のエネルギー源として水素を活用する。福岡県や九州大学などと組んで実証実験に着手し、2020年の本格導入を目指す。トヨタは世界初の燃料電池車「ミライ」を市販するなど、水素の活用に力を入れているが、工場の二酸化炭素(CO2)排出量は増えている。車両、工場の双方で水素利用を拡大し、CO2の排出削減を急ぐ。
子会社のトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)で部品運搬用のフォークリフトや空調などのエネルギー源に使う。福岡県内などにある太陽光・風力設備で発電した電気で水を電気分解し、水素をつくる。この水素を貯蔵し、必要に応じて燃料電池に供給して発電する。
工場の生産工程では、加熱する機械や空調設備から排出されるCO2が全排出の約6割を占める。実証実験では空調のほか、塗装を乾燥させる工程で水素の活用を目指す。水素の量に余裕ができれば工場内だけでなくミライなどの燃料として供給する可能性がある。
福岡県や九大は既に、九大の敷地で水素の経済性を確かめる実験を進めている。トヨタはこれらのノウハウを活用し、20年をメドに愛知県豊田市にあるミライの工場で水素の本格利用を始める。
トヨタはミライだけでなく、ハイブリッド車を数多く販売するなど、車両から出るCO2を大幅に減らしてきた。だが、全世界の工場での排出量は生産台数の拡大に伴い01年比で約10%に増えた。
温暖化ガスの削減目標を定めた「パリ協定」が昨年12月に採択され、日本は30年度の排出量を13年度比で26%減らす目標を決めた。企業も排出削減を迫られており、今後、トヨタ以外の工場でも水素の活用が広がる可能性がある。 |
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