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報道記録
報道年月日 2016/03/04
報道機関名 日本経済新聞
会員名 (株)サンポリ
タイトル タコツボ製造 サンポリ(山口県防府市) 漁師とタコ 共にキャッチ 割れぬプラ製 海底で安定
報道記録の内容  「タコツボ」というぐらいだから、陶器の壺(つぼ)からタコがぬるぬる出てくるイメージを抱く人が多いだろうが、タコツボ生産で国内シェアトップのサンポリ(山口県防府市)が造るのはプラスチック製である。
「シェアは7割」
 その違いは割れるか割れないか。鹿嶋英一郎社長は「全国で使われるタコツボの7割は当社製品ではないか」と語る。陶器製にこだわる漁業者もいるが少なくなった。
 同社のタコツボは底が平らなのも強みで海底でしっかり安定する。販売地域の地形や漁の仕方に合わせて形状を変えた。形は十数種類ある。色は「体の色を変えるタコがリラックスできる」という茶色。主要製品の価格は1個500~800円で陶器製より少し高い。
 タコツボの製造を始めたのは1980年ごろ。鹿嶋社長によると、「当時タコツボはほとんどが陶器製。一部はコンクリート製もあった」。そんな中でプラスチック製を開発したのは鹿嶋社長の父で前社長の鹿嶋博文氏だ。同社は当時、廃プラスチックを使い、新商品開発に取り組んでいた。
試用作戦で成功
 前社長が近くの港をたまたま歩いていると、漁師がフジツボの付着したタコツボを磨いていた。そのうち手を滑らせて落とし割れた。前社長は「プラスチックなら割れない」とひらめき、調査・開発に乗り出した。
 需要がどの程度あるのか調べると各地でタコ漁をしていて漁師1人がタコツボを千個程度使うことが分かった。うち毎年100個は割れたり、なくなったりする。発売当初は売れなかった。漁師から「プラスチックにタコが入るか、と言われたようです」と鹿嶋社長。それならばと打ち出したのが試用作戦だ。
 「ただであげるから使ってみて。タコが取れたらお金をください、といってタコツボを配って歩いたと聞いた」(鹿嶋社長)。そのうち漁師仲間で評判が広まり全国に販売先ができた。
 製造を始めて5年を過ぎたころから急速に需要が拡大した。「昭和60年代のピーク時には年間60万~70万個を造った」
 ほかにもプラスチック製のタコツボを造ったメーカーはあったが、いち早く全国に販売網を築いた同社の牙城を崩すのは難しかったようだ。
 最近はタコの輸入品の増加や漁師の高齢化などで、サンポリのタコツボの生産量は年間8万個程度と、大きく減った。長持ちするため買い替え需要も頻繁にはない。
 同社は現在、農業資材のポットやラック、建築土木資材など、廃プラスチックを原料にして約200種類の製品を年間5500トン製造。タコツボはその一部にすぎない。生産の半分近くは農業関連が占め、新製品もこの分野を強化している。
 とはいえ、タコツボのシェアトップは揺るぎない。我々が国産のタコを食べるとき、そのタコがサンポリのタコツボでくつろいでいた確率は、依然として高い。
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