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報道年月日 |
2016/03/14 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
やまぐちエコ市場事務局 |
タイトル |
炭素薄膜 飲料劣化抑える 慶大とテトラパック 紙パック・パウチ、内側覆う |
報道記録の内容 |
慶応義塾大学とスウェーデンの包装容器大手テトラパックは、食品や飲料に使う紙パックやパウチ容器などの内側を覆う新たな加工技術を開発した。硬質の炭素材「ダイヤモンドライクカーボン(DLC)」の薄膜などを積み重ねる。酸素の透過を防ぎ、飲料などの劣化を抑える効果が期待できる。柔軟性があり、安く作れるという。試作装置で半年間試験して、実用化を判断する。
紙パックなどの内側は通常、アルミニウムなどでコーティングする。DLCは自動車部品の摩擦を減らし耐久性を高める表面加工技術などとして使われているが、酸素の透過を防ぐ機能を生かし、包装材での利用も期待されているという。
慶大の鈴木哲也教授らは室温の大気圧下で、PETなどのフィルム上にDLCの薄膜と酸化ケイ素の薄膜を数十ナノ(ナノは10億分の1)メートルずつ積み重ねる装置を試作した。材料ガスをふき込んでプラズマを起こして薄膜を作る工程を繰り返す。
DLC単独ではなく積層構造にすることでひずみに強くなり、柔軟性が高まった。容器製造時に折り曲げたり引っ張ったりしても薄膜が損傷しないため、さまざまな形状に加工する包装容器に使うことができる。
DLCを積み重ねるには従来、真空装置を用いていた。新技術では不要で、安く作れる見通しがたった。 |
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