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報道年月日 |
2016/04/12 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
東ソー㈱ 南陽事業所 |
タイトル |
新社長 東ソー(周南市)山本寿宣氏(60) 研究開発体制を強化 |
報道記録の内容 |
2016年3月期の営業利益が過去最高になる見通しの中、3月1日付けでトップに就いた。「業績が一番順調なとき。どう会社を成長させ、飛躍させるか重責だ」と気を引き締める。
昨年11月、宇田川憲一前社長(67)から社長就任の打診を受けた。「突然で一瞬ちゅうちょした」ものの、その場で受託。皆を引っ張るリーダーシップに定評があり、国内外での幅広い経験が買われた。
現在、今後3年間の中期経営計画を策定中で、化学品や石油化学事業はより競争力を高める方針だ。付加価値の高い機能性商品については「積極的に前に出る。研究開発の体制を強化し、投資も進める」と説明する。
ディーゼル車の排ガスを浄化する触媒などに使うハイシリカゼオライト、人口の歯の材料などになるジルコニア・・・。需要が伸びるこれらの商品は「成功するまで10年以上かかっている」。「しぶとく追い求めて花を咲かせる」のが自身の役目と受け止める。
今後も環境やエネルギー、ヘルスケアの分野に力を注ぎ、売上高に占める機能性商品の比率を現在の2割から高める方針だ。
社員に対して「職場にプライドを持ち、プロフェッショナルな仕事をしてほしい」とし、現場力のさらなる強化を訴える。自由闊達という社内の雰囲気をより良くし、「若い人からも建設的な意見があれば、どんどん取り入れたい」と言う。
入社後、南陽事業所(周南市)で経理に配属。営業や購買、オランダ駐在、人事など「事務関係の部署はだいたい経験した」。自身の経験を踏まえ「今後は従業員のローテーションを積極的にやりたい」。知識や視野を広げるため、さまざまな仕事を経験してもらうようにする考えだ。
国内外に事業所を持ち、多くの製品を世に送り出す会社の仕組みを深く知る機会となったのが、4年間の労働組合の専従経験だ。「事業所ごとに生産する製品が異なる。各製品の課題を整理するだけでなく、多くの従業員を知ることができた」と振り返る。
周南市出身。入社の経緯は「たまたま採用してもらった」と言うが、古里への愛着は大きい。「南陽事業所は東ソーグループのマザー工場」とし、コスト競争力と技術力を高め続けるのが課題とみる。また山口県の活性化のために「できる限り貢献したい」と話す。時代小説を中心にした読書も息抜き。千葉県で妻と次女と暮らす。
<略歴>神戸大経済学部卒。79年、東ソー入社。理事化学品事業部長兼企画管理室長、取締役、常務クロル・アルカリセクター長などを経て、16年3月から現職。周南市出身。 |
関連URL |
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